事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

八重の桜~第四十二話「襄と行く会津」

2013-10-20 | テレビ番組

Tanimuramitsukiimg01 第四十一話「覚馬の娘」はこちら

前回の視聴率は12.4%と微動だにしなかった。もっと下がると思えば維持。やっぱり視聴率はよくわからない。

今回は、板垣退助襲撃事件で幕を上げるものの、ほぼ完璧な山本家ホームドラマ。伝道旅行で会津を再び訪れる八重。同行するのは襄、みね、そしてみねの夫の伊勢。覚馬のもうひとりの娘である久栄は、時栄に向かって「どうしてお父様は会津に行かないの?」と無邪気に訊ねる。耐え続ける谷村美月は、のちの展開を予想させるように美しい。

まるで総集編のように会津メモリーが怒涛のように放出される。やはり八重には会津が似合う。とどめにうら(長谷川京子)とみね、八重の再会。

「お母様、うちへいっしょに帰ろう」

と迫るみね。微笑みながらもうひとりの母親を大事にしなさいと諭す母。ハンカチ三枚ご用意を、な展開。母と娘の再会は、残酷でもあり、幸福でもある。

行けるはずのない京都に誘う娘の無邪気さに、母親は娘の生活が充たされていることを悟る。長谷川京子が、少しやつれてはいるけれど、美しさを失っていない母親を好演。いい女優になってきたなあ。

会津の思い出のなかには、前夫である尚之助のものも当然あるわけで、そのことを夫に述懐する八重の天真爛漫さは、普通の夫婦なら微妙だけれど、新島襄は一種の天使のように描かれているのでセーフ。むしろ、「会津は必ず甦る」と宣言するあたりがさすが天使。

「今日は、泣かされたわねぇ。あたしね、尚之助さんが出てくるだけで泣けてくるの」

と妻はティッシュ使い放題。簡単な人。三益愛子以来、母子ものは日本のドラマの王道なので今回の視聴率は13%超と読みました。そうです、わたしも今回は泣かされてしまったので。

第四十三話「鹿鳴館の華」につづく。山川捨松再登場!

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