事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

軍師官兵衛~第二十六話「長政初陣」

2014-06-29 | テレビ番組

Matsuzakatohkiimg01 第二十五話「栄華の極み」はこちら

前回の視聴率は16.4%と的中。前週は4月期のドラマの最終回が多く、特に「ルーズヴェルト・ゲーム」と「花咲舞が黙ってない」の池井戸潤原作対決に注目が集まった。読売の総括

「逆転はなかったけれどもいいゲームだった」

はうまい。日テレの勝利なので微妙に上から目線ですけど(笑)。にしても、半沢の枠がありながらTBSは……いやいや、もう視聴者は局によってとか時間帯によってとかはあまり考えていないのかも。

その点、大河と朝ドラだけは鉄板。批判も含めてね。月9が史上最低を記録したことで、尾野真千子ファンの妻はがっくし。

今週は、キャストが替わったばかりの長政の初陣。松坂桃季は確かに松寿丸の面影あります。言い方変ですか。

血気にはやる長政に、官兵衛はもこみちを補佐役につける。怪訝に思う母(中谷美紀)と、えーと祖父(柴田恭兵)の若い後妻(藤吉久美子)。縁側でこのふたりにはさまれて一献。理想的な定年後の生活。

「官兵衛には考えがあろう」

なんか、期待しますよね。黒田節の武骨な男をつけるからには、それなりの理屈があるだろうと。ところが

「自分が守られていることを……」

てな精神論に終始。ここは太兵衛の欠点をむしろ見せつけて、とかいうこしゃくな論理で行ってほしかった。なんつっても軍師なんですから。このままだと単にオリーブオイル好きの二代目が出現するだけだぞ。

その軍師方面。例の水責めを着々と。そりゃ、ブラックエンペラーの元総長(宇梶剛士)とガチンコ対決はしたくない。さすがだ官兵衛殿!と石田三成が感嘆したために「のぼうの城」の、あの展開になっちゃうわけですね。

毛利家は「宇喜多が離れたのは痛い……」と言っているけれども、「超高速!参勤交代」を見ていただければ、陣内を味方につけているとむしろろくなことはなかったのでは、とつくづく。

本日の見せ場は小朝。どんどん肩の辺りが丸くなり、主君への恐怖と絶望がふくれあがっていくのをきっちり。この人、ちゃんと計算した演技をしてる。目に表情がないあたりもうまい。ふつう、小細工しちゃいますもんね。

さて、来年の「花燃ゆ」のキャストが続々と発表。主役の井上真央、そして伊勢谷友介、高良健吾、東出昌大と魅力的。でもよく考えると、この時期にすでに再来年の「真田丸」の主役の堺雅人は発表になっている。三谷幸喜の遅筆を計算したとしても、いかに来年の大河が安普請になっているかがわかる。あ、意図的な悪口でした。どうもすみません。

さて今回の視聴率は、うーんやはり16%台と読みました。日テレ8時がいきおいを落としているけれど、17パーはきびしいかと。松坂人気があってもね。

第二十七話「高松城水攻め」につづく

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