「鈴木屋」特集はこちら。
あれは十数年前。酒田から旧松山町に通っていたわたしは、同僚から「(旧)平田町には、すごく有名なラーメン屋がある」と知らされた。名を「鈴木そば」。
どうして有名かというと、その量と、浮いている背脂で麺が見えなくなるほどの脂っぷり。もってくるおばさんの指が常にどんぶりに入っているために、ついたあだ名が指ラーメン(笑)。そしてなにより、オリジナルな味のためだ。三日月軒をはじめとしたあっさり系中心の酒田で、その味はダントツに変わっていたので。
で、好奇心旺盛なわたしはさっそく行ってみた。開店直前のその小さな店には、すでに行列が。思いっきしオヤジ中心(^o^)。おー、これが指ラーメンかぁと得心。
その後、いろんなことがあってその店は閉じてしまったが、味をいま酒田に伝えているのが弟子筋のケンチャンラーメンであり、そしてこの、鶴岡の鈴木そばなのだとか。なにしろこちらには、平田の鈴木そばの娘さんが嫁いでいるというのだから血統書付きだ。で、例によって行ってみました。
グランドエルサンの斜め向かいあたり。交差点の角っこにあるものだから駐車には苦労する。オモテには「テレビの取材お断り」の貼り紙が。ひー、気難しい店主だったらどうしよう。
お昼過ぎに行ったのに客は満杯。みんな「小」とか「中」とオーダーしているが、どう考えても他の店の「中」「大盛り」に該当しているので注意。
出てきた「中」は、なにもそんな親の仇じゃないんだから、と言いたくなるほどたっぷりな量。スープも表面張力でかろうじてどんぶりにおさまって……こぼれてます(笑)。トレイがついていてよかった。運んできたのが平田生まれのお嫁さんなのだろう。伝統は進化しながら生きている。
さてお味は。
なつかしの平田鈴木そばの流れが確かにここに。かなりこってり。でも背脂は記憶よりも……あ、それはメニューにあるこってりラーメンで再現されているのかな。今度はそっちをたのんでみよう。
セルフでどんぶりをカウンターに返し、お勘定。「どーもありがどの!」ありゃ、店主は意外にフレンドリーなのでした。ホッ。
次回からは余目篇に突入。
ちなみに、娘も嫁いでいません(^_^;)
鈴木そばの方は小学生も来ていて
「おいしー」って連れてきたおじいちゃんに
話してた。
でも店の造りがマニアックだからなあ(笑)
平田の鈴木そばにはメルマガの読者から指摘があって、
指をつっこんでたのは店主の方じゃないかってことでした。
そうだったかも。
満びについては、お昼どきをはずして一回行ってみたいと
思ってます。まだ本領にふれてない気がする。
拉麺屋はヨメが仕事でおちびと私が休み時にコッソリ行く予定ですが
子供用の取り分け小どんぶり借りれそうな雰囲気でした?
おちびと一緒にココの店か「満ぴ」に挑戦予定です。
(といいますか一見さんはどちらが無難でしょう?)