第11回「まどう心」はこちら。
藤原道長の妾になることを拒否したまひろのお話でございましてな。あ、今日はBSのオンエアの後に古今亭志ん生の特集だったんで口調がちょっと入ってます。息子たちの馬生と志ん朝も入っちゃうかもしれませんけどそこはね、ねえ?
お妾さんとくれば、根岸の里のわび住まい、ってぇことで、旦那が来るのを三味線弾きながらじっと待ってるちょいと色っぽいお姐さん、ぐらいのことだと思ってましょ?でも紫式部はそうじゃなかった。
で、道長(柄本佑)はそれじゃあってんで、自分の栄達に役立つ顔も知らない左大臣家の源倫子(黒木華)との縁談を進めるように父親(段田安則)に進言する。
惚れた女にふられたらこうなっちゃうんでしょうねえ。あたしは、女房一本やりの人間なんでこのあたりはよくわかんないんですけど。なに笑ってんですか。そしたらこのお姫さんが道長にぞっこんだったんですな。
まず自分の父親がお妾さん(藤倉みのり)を介護する姿を見せて、こういう関係もありなのかとまひろに思わせるのが、まあ伏線ですわ。
んで、まひろが道長に妾になってもかまわないといいそうになる直前に、道長は左大臣家の婿になると語らせる。んーさすがうまい人がホンを書いてるもんだ。
お妾さんとか愛人というのは、さっきも言ったようにあたしには縁遠い話なんですけど、ある店で飲んでたら、そこのママさんが地元じゃ有名な人の二号さんだって聞かされてびっくり。んで、自分が昔から知ってた人が、もっと有名な人の愛人だったって聞いてもっとびっくり。
お妾さんの世界は深いんですねえ。ただ、あんたもそっちに行っちゃいけませんよぉ。いろんなことがおじゃんになるから。
第13回につづく。
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