The Kinks - Don't Forget To Dance HD
新シリーズ開始。メディアに寄せられた人生相談に、この不完全な男が勝手に回答してしまおうという無謀な企画。なぜ思いついたかというと、あまりに典型的な不倫相談が読売の【人生案内】に載っていて、考え込まされたからなのだ。愛知のD子さんの相談は、なかなかに味わい深いです。
60代半ばの女性。10歳ほど年下の大好きな彼と、気付けば20年近く付き合っています。彼は会社員で結婚しています。私の夫は3年前に亡くなっており、彼とは、どちらかが死ぬまで付き合っていたいのですが、言い出せません。
彼のことを好きになる一方なのです。彼はクールというか、あまり積極的ではないため、私は寂しくて待ちきれず、ついメールをしてしまいます。
心配なのは、会う時間がだんだん短くなり、遠出をしたりホテルに行ったりするのも少なくなったことです。彼に嫌われないように努力し、年齢より若く見えるはずですが、飽きられているのではないかと不安です。私があまりに夢中なため、うっとうしいと思われているのでしょうか。
でも、会えば優しくキスしてくれます。言葉で「好き」と言わなくても態度でわかります。彼から別れようとも言ってきません。
この先、どうしたらいいでしょうか。控えめにして我慢すべきでしょうか。諦めきれません。
……一読して、純愛だなあと。いやもちろん二十年近く不倫関係で、そのうちほとんどがダブル不倫だったとしてもですよ。だからこそ思いました。これほどのぼせていて、よくぞ関係がばれなかったものだと。男の方がよほど周到なのか、亡くなった旦那さん(どのような経緯で亡くなったか、想像すると怖い)は気づいていなかったのか。
近ごろの60代といえば、先日の詐欺マダムが思い出される。二十代とほとんど変わらないファッションでホストクラブ通い。よほど顔と身体に金をかけているからか、確かに還暦すぎには見えなかった。その美貌に被害者たちがノックアウトされるのもありかも、と。
このD子さんがはたしてどのようなルックスかは知らないけれど、年下男との恋愛のために必死で若さを保とうとしているあたりはいじらしい。こうなったら行くところまで行ったらどうですかD子さん!
……本来の回答者である樋口恵子さんは「あなたの行為は大変な危険を伴うということを自覚してください。もし、彼の妻があなたの存在に気付いたら、婚姻侵害で慰謝料請求の訴えを起こすことだってありえます。」と、きわめてまっとうなアドバイス。うーん、でもこの舞い上がったD子さんがそれでおさまるかなあ。
本日の一曲はキンクスの「Don't Forget To Dance」あまり深読みしないでください。
Vol.02「天国の涙」につづく。
相談者の必死さに純だなあ〜 と思いつつ
法的云々に納得しつつ
しっかし、他にやる事なかったのかいw
…なかったんだろうな、合掌。
なんて斬り方をしては(^^;; ダメですの(^^;;
60過ぎても追い求める そのエネルギーに
脱帽です。
わたし、このお姉さんの純情さに感動すら
してしまいました。ホントよ。
おそらくこの相談はもっと長文だったはずで、
そのあたりがうかがえるあたりがおいしい。
D子さんありがとう。
でも、このシリーズはうけるかなあ。自信なし。
D子さんもさることながら、詐欺マダムってそうだったんですか。だまされちゃいかんぜよ。
D子さんは幸せですねえ。こんなに必死になるなんて。面白い、この企画、全部レスします・・・ってか、勉強しようと思うんだけどついついこっちに目が行きますぜ。
ネタを切り抜くのが楽しみになっています。
でも、そんなにいつも面白いわけじゃあ
ないんですよね。だと困るけど。