事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

鎌倉殿の13人 第3回「挙兵は慎重に」

2022-01-23 | 大河ドラマ

第2回「佐殿の腹」はこちら

穏やかな週末。気温も高い。ということで雪を一輪車で川まで運びまくる。二日でちょうど100杯。いちいち数えている自分が可笑しい。

土曜日はリリー・フランキーのスナックラジオがあり、日曜日はこの鎌倉殿の13人がある。モチベーションはこのふたつの番組でしっかり。

ちょっと真面目なことを言えば、わたしがこの大河で知りたいのは、正味なところ、源氏が興した幕府が、意外なほどあっさりと北条に実権が委譲されたのはなぜかということだ。

やはり本は読んでおくもので、へとへとになってソファーに寝っ転がって読んでいた北村薫の「中野のお父さんの快刀乱麻」(文藝春秋)に象徴的なエピソードが載っていました。ギリシア神話と三代将軍源実朝の相似が語られて……

「実朝は、兄が殺された跡を継いで三代将軍になった。しかし、実権は北条氏に握られている。完全な操り人形。思い屈することはいくらもあったろう。そのうち、いきなり、巨大な船を造って宋の国へ渡ると言い出した」

造られたその船はあまりに巨大だったが故に、海へ出すことも出来ず、朽ち果てていったと。

北条義時がその裏でどのような動きをしたかはよくわからない。っていうか時代的にこのふたりが一致しているのかすらわからない(笑)

ただ、今日のオンエアで、源頼朝の挙兵が、ひょっとしたら偽書かもしれない後白河法皇(西田敏行登場)の依頼と、文覚という得体の知れない人物(まったく存在も知りませんでした。だから市川猿之助は特別出演だと)によってもたらされた髑髏によって実現したあたりの皮肉はうれしい。

にしても、ドミノ効果があるとはいえ、300とかいう兵で平家が倒せるもんなのかなあ。義時、そこんとこ甘くない?

第4回「矢のゆくえ」につづく


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