万城目学が久しぶりに京都を描く。しかもスポーツ小説として。
わたしは京都に詳しくないので(とにかく暑い町という印象)、あの御所の内部が本当にグラウンドになっているのかは判然としないが、死者の町である京都を舞台に、しかも権力闘争の中心だった御所に“彼ら”が現れるという発想はすばらしい。
アメリカではトウモロコシ畑に登場した彼らが、日本ではここかあ。フィールド・オブ・ドリームスの「ヘイ!ルーキー」というセリフを思い出し、しみじみする。今は無き山形シネマ旭のトイレで、見終えた学生二人が号泣していたことまで思い出してしまいました。
数日前、初めて行った図書館で
友達と万城目作品を探したところ、
作家名のついた仕切りがなく、
「うっそー、、、」ってなりました。
しかも一冊しか並んでなく。
色んな作品を手に取って
万城目好きな友達のレクチャーを
受けるつもりだったのに。
誰かが大量に借りてるんだと
思うことにしました。
(エッセイは数冊ありました。)
それにしても
森見登美彦の仕切りはあったので
なんだか切なくなりました。
後ろにセッティングしたので、直木賞選考委員
には好感を持っていただけるかと。
授賞したら仕切りどころか(笑)