雪の降る街を 倍賞千恵子
合田道人というシンガーソングライター(というより、スタッフ志向が強かったようだ)が、全国各地のご当地ソングを都道府県別にランキング。知らなかった小ネタもたいそう仕込んであって楽しい本だった。
ということでここでは山形県のランキングを紹介。
1位「花笠音頭」
2位「雪の降るまちを」
3位「真室川音頭」
4位「最上川舟唄」
5位「庄内平野 風の中」水森かおり
6位「おしんの子守唄」金沢明子
7位「紅の舟唄」北見恭子
8位「最上川<山形県民歌>」
9位「まつぽいよ」最上川司
10位「紅屋の娘」佐藤千夜子
……まあ、花笠音頭、真室川音頭、最上川舟唄は鉄板。よその県の人だって納得してくれるはずだ。
問題は「雪の降るまちを」で、この曲が鶴岡のことを歌っているって知ってました?教科書に載るぐらい有名な曲だけど、実は1951年のNHKのラジオドラマ「えり子とともに」の劇中歌だったとか。作曲した中田喜直が鶴岡の雪の風景を思い描きながら書いたと言われている。中田は鶴岡音楽祭に出向いて指揮をしていったそうなので納得。
わたしは演歌系に暗いので知らなかったんだけど、水森かおりというひとはご当地ソングの女王だ。とにかくいろんなところの曲を歌っているの。そのなかで「庄内平野 風の中」はオリコンのトップ10にランクインしている。
北見恭子という人は山形県でのみ有名だと思います。山形新聞のお祭りである花笠祭りに必ずゲストで来ているから。それはなぜかというと……言うまい言うまい。
わたしがこのランキングに不満があるとすれば、フォーク歌手の中沢厚子が歌った「私の街酒田」が入っていないことぐらいです(笑)。まあ、誰も知らないか。
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