2012年の日本シリーズ特集はこちら。
東北で日本シリーズか。感慨深いです。ロッテが仙台にいたときもやりましたっけ、と思い出せないくらい。でも東北人のくせして巨人を応援している裏切り者です。すみません。わたしはどうしても楽天の監督が……
一戦目が則本で二戦目が田中という選択は正解だと思う。田中の疲労云々よりも、二戦目と五戦目が重要だという広岡、森体制のころの西武の常識もあったし。今日勝つことができれば二勝零敗で東京ドームに行く可能性は高まる。なにしろ24勝0敗という、近代野球では考えられないようなピッチャーがいるんだから短期決戦では有利。
そして楽天の有利さは、今日の仙台の寒さ。常に快適なドームで野球をやってきた金満球団にとってはしんどいところではあるだろう。
しかし勝負のアヤは5回裏。無死一塁で走者は松井。ここでショートの坂本の前に嶋の打球が転がる。タイミングはセーフだけれど坂本は一塁のロペスに“投げてしまう”。それを見た松井は三塁に向かうが
・坂本の送球が本塁側にそれる
・ロペスが塁を離れて捕球し、即座に三塁に送球
結果的に送りバントが失敗したような形になった。楽天の拙攻、とかたづけるのは簡単だけど、これは巨人がついていただけとも。試合後に原が「ついてました」とくり返したのはこの場面のことが頭にあったのだと思う。
則本はすばらしい投球をした。日本シリーズという大舞台の初戦。並みの投手なら腕が縮こまるところをビュンビュン。ヤクルトの小川、巨人の菅野、そして則本と、今年のルーキーがいかに凄かったか。
ドラフトの結果に「今年は不作」と各マスコミは断じているけれど、松井を楽天が引き当てたのは大きい。田中のあとを松井がうめるのは無理でも(当たり前だ)、何かが起こるかもしれないと楽天ファンに思わせてくれるのは彼しかいなかったしね。
スコアは巨人の勝利でも、内容は楽天が圧倒していた。問題は、明日。田中に二勝を献上して日本一になっても、巨人ファンとしてはどうも居心地が悪い。要注目。キーとなるのはロペスではないかと思います。あの人は、田中が演出するドラマの枠外にいるような気がするので。
画像は、きのういただいた侍の味噌味中華です。おいしー。
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