事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「オーシャンズ8」Ocean's Eight (2018 WB)

2020-01-15 | 洋画

スティーブン・ソダーバーグジョージ・クルーニーと組み、シナトラの「オーシャンと十一人の仲間」をリメイクする……一種の、夢の企画ですよね。

確かに、「オーシャンズ11」そして「12」「13」と、クルーニーとマット・デイモンを中心としたチームの仲の良さは伝わってきた。でも、印象としてちょっと重くなかったですか。

もちろん、シナトラファミリーのような能天気さは望むべくもないわけですが。なんたって監督がソダーバーグだし。そこんとこがわたしはちょっと不満だった。

さて、クルーニーの妹という設定で主演にサンドラ・ブロックを迎えた女性版オーシャンズは、その点でわたしは満足。深刻になりそうな部分をギャグでしのぎ、とにかく徹底した工夫で犯罪を楽しく描いている。

クールなサンドラ、いかにも頭よさそうなケイト・ブランシェットをはじめ、びっくりするほどのオールスターキャスト。アン・ハサウェイヘレナ・ボナム=カーター、リアーナ、サラ・ポールソンと豪華なことだ。考えてみれば、女性が徒党を組んだ犯罪映画ってなかなかないですもんね。

で、その楽しそうな雰囲気が好感されたか、意外な人たちが大挙して出演しているんですよ。シャラポワやセリーナ・ウィリアムズの登場には驚かされたし、キム・カーダシアン、エリオット・グールド、ダコタ・ファニングまで出てくるとは……さぞや撮影現場は楽しかったんでしょう。

興行成績が微妙だったからどうなるかわからないけれども、女優たちはそれぞれのエージェントにこうリクエストしているはずだ。

「オーシャンズ9の企画がスタートしたら、絶対に役を逃がさないで!」

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 追悼坪内祐三 | トップ | 勝手に人生相談Vol.32 糾弾... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

洋画」カテゴリの最新記事