事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

八重の桜~第四十一話「覚馬の娘」

2013-10-13 | テレビ番組

Taisukeimg01_2 第四十話「妻のはったり」はこちら

前回の視聴率は12.4%といまひとつ。というかいちおう番組改編期だというのに地上波の地盤沈下が止まらない。どうやら高齢者向けの番組だけは堅調なようで、知人が出演した「人生の楽園」までランクインしてるっ!

さて今回は自由民権運動が伸長しているお話。板垣退助、伊藤博文、岩倉具視と、お札な人々(おふだじゃないですよ、おさつ。そんな世代なんですわたし)がそれぞれに動く。京都では槇村が勝手な増税を行おうとしたために府議会と対立。関西方面にはたまにこういう知事が出るんですかね。あ、東京も似たようなものか。それを言ったら山形には三島通庸という化け物がいたんだった。

徳富蘇峰が新聞をIwakuratomomiimg01読むのは縦覧所という施設。宅配などあるはずもない時代だから存在意義があったのか。まるで新聞カフェ。お勉強になります。その真ん前で民権運動の演説が行われるのは安易だけど仕方ないのかな。

キャストの多くが学生であるためか、一気に軽くなった印象。オダギリジョーは今回なにもしていないし、八重もまた。ドラマのボルテージもどんどん下がっている。オーバーアクトがしゃれになっていた髙嶋政宏が、まわりの軽さもあってコント芝居に見えてしまうくらいだ。西島秀俊と政治的に刺し違える凄みが伝わってこない。

「戊辰戦争のときを基準に考えちゃだめよ」

妻はそう弁護するけれど、これから二ヶ月もつづくんですよ。キーとなる新しいキャストの注入はぜひとも必要だと思う。今回は「作 山本むつみ」とだけクレジットされていたので彼女の脚本なのだろうが、このままでは……

ただし、山本覚馬の、花Hirobumiimg01嫁の父としてのセリフはうまい。

「何かあったら、大声で呼べ」

わたしも娘が嫁に行くときに使おう(笑)。ボギーの墓碑銘「用があったら口笛を吹け」でもいいか。犬か御用聞きですか。

薄味な展開なので視聴率は期待できない。今回は11%ジャストか。

第四十二話「襄と行く会津」につづく

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