事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「華麗なるスパイ」(2007 日本テレビ)

2020-05-01 | 大河ドラマ

なんとなく長瀬智也が見たくなり(わたしにとって彼は常に気になる存在なの)、ディスカス。オンエアされていることすら知らなかった2007年の日テレ作品。

チーフプロデューサーが櫨山裕子(早く「俺の話は長い」を観なくっちゃ)で脚本が「踊る大捜査線」の君塚良一という豪華版。

この一流のスタッフとキャストがめざしたのは、なんと60年代のスパイ・アクション。ほら、ディーン・マーティンのサイレンサーシリーズとか、ジェームズ・コバーンの電撃フリントとか、言わずと知れたナポレオン・ソロとか。趣味に走ってます。

確かに、大げさな入室方法や秘密兵器の数々で笑わせてくれるのはいいのだが、日本の秘密諜報部のミッションが、ことごとく人情で解決されるってのはどうなの。

しかも、演出が破滅的なまでにひどい。スピード感あふれるセリフの応酬こそがスパイもののだいご味なのに、わざとではないかと思えるくらいセリフ回しがみんな遅い。だから役者たち(テロリストに扮した柄本明以外は)がへたくそに見える。まさかディレクターの計算ってことはないだろうなあ。

とはいえ、深田恭子をはじめとして美女がたーくさん出てくるのは定石どおりだし、も若々しくていい。そしてそして、出ずっぱりの長瀬智也は十分にかっこいいので許す(何様なんでしょうわたし)。

出演は他に渡哲也寺島進、友近(007におけるQの役)、世界のナベアツ(バナナ好きという設定はおしゃれだった)、高田純次(彼の過去が全然使われなかったのはなぜだ)と伊藤かずえ。メンツはいいんだけどなあ。特に峯村リエが登場したときには、たまたまいっしょに見ていた妻が「あたしこの人大好きっ」と熱狂。そうだよねえ。

あ、それからちょっとネタバレになるけど、男女の一卵性双生児というのはありえませんからね君塚さん!……ん?ちょっと不安になってきた。調べてみよう……失礼しました。非常にまれなケースではあるけれども、実例はあるんですって。ああ、まさかこのドラマでお勉強になってしまうとは。

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