事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

続・意外なふたり~もぎりの人

2009-11-14 | うんちく・小ネタ

「関西の地場産業」篇はこちら

♯85 片桐はいり & 上橋菜穂子

Katagirihairi04 強烈な性格女優(そんな範疇も超えているような気もする)である片桐はいりと、「精霊の守り人」の原作者の上橋は中高一貫の女子校、香蘭女学校(東京都品川区)の同級生。学生のときに圧倒的な存在感を片桐は誇っていたそうだ。そうだよなあ、あのまんまの感じで女子高生だったんだもの。それを静かに支えていたのが守り人の上野だというのが泣かせる。

文化祭で脚本→上橋、端役→片桐の演劇を上演したこともあるとか。やはりファンタジーで、剣をバルサ材でつくった……そうかそれであの用心棒の名前は(笑)。

片桐は現在キネマ旬報で、もぎり嬢だった経験をいかした連載「もぎりよ 今夜も有難う」をつづけている。11月下旬号にはなんと酒田港座を訪れた経験談が。

一年前は

『思わず手を合わせたくなるような佇まいだった』

のに、「おくりびと」以降、

『なんとまあ、棺おけに納められていたはずの映画館が生き返っている!』

『一本の映画が鍵となり、あかずの扉が次々と開いていく。わたしは1年前は廃墟だったその劇場に、しずしず足をふみいれてみた』

次号が楽しみですなー。あ、それから

『日本一甘い刈屋の梨』

と紹介もしてくれててうれしいです。あれは、うまいもんねぇ。

お次は「夜霧の人」篇です。

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