「関西の地場産業」篇はこちら。
♯85 片桐はいり & 上橋菜穂子
強烈な性格女優(そんな範疇も超えているような気もする)である片桐はいりと、「精霊の守り人」の原作者の上橋は中高一貫の女子校、香蘭女学校(東京都品川区)の同級生。学生のときに圧倒的な存在感を片桐は誇っていたそうだ。そうだよなあ、あのまんまの感じで女子高生だったんだもの。それを静かに支えていたのが守り人の上野だというのが泣かせる。
文化祭で脚本→上橋、端役→片桐の演劇を上演したこともあるとか。やはりファンタジーで、剣をバルサ材でつくった……そうかそれであの用心棒の名前は(笑)。
片桐は現在キネマ旬報で、もぎり嬢だった経験をいかした連載「もぎりよ 今夜も有難う」をつづけている。11月下旬号にはなんと酒田港座を訪れた経験談が。
一年前は
『思わず手を合わせたくなるような佇まいだった』
のに、「おくりびと」以降、
『なんとまあ、棺おけに納められていたはずの映画館が生き返っている!』
『一本の映画が鍵となり、あかずの扉が次々と開いていく。わたしは1年前は廃墟だったその劇場に、しずしず足をふみいれてみた』
次号が楽しみですなー。あ、それから
『日本一甘い刈屋の梨』
と紹介もしてくれててうれしいです。あれは、うまいもんねぇ。
お次は「夜霧の人」篇です。
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