監督:トム・シャドヤック 主演:ジム・キャリー、ショーン・ヤング
世に失敗作は数多い。むしろその方が圧倒的なのだと思う。映画は、その特徴として完成までに多くの人間と多額の製作費を必要とする。金のことしか考えない製作者、セリフを一字一句たりとも変更させない脚本家、自分の出番とギャラしか興味のない俳優たち、自尊心のかたまりのような監督……映画は、まず完成することの方がむずかしい。
そう考えれば、失敗作と切りすてて見向きもしないのはいかがなものかと。まあ、時間をどぶに捨てたじゃねーか、と言いたくなる映画もあるけどね。
たとえばこの映画。つまらないだろうつまらないだろうと思っていたら、やっぱりつまらなかった。調子のよすぎるペット探偵のお話。ジム・キャリーとはどうもそりが合わない。
それでもどうして借りたかといえばショーン・ヤングが出てるから。わが校のボイラー室組のあいだでは「ブレードランナー」の彼女こそが近年美しかった女優№1なのである。それなのに、どうやらかなり奇矯な性格のためにいい役がことごとくキャンセルされているのだとか。惜しい。この映画でも女優として考えうる最悪の役にキャスティングされてます。かわいそう。
でも一度観る価値はあるかも。とにかくひどい役(笑)☆★
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