事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「佐渡の三人」長島有著 講談社

2013-04-19 | 本と雑誌

51sv38wawl_aa300_ なんか、長島有にめざめてしまった。読者との距離感が抜群。

変わった家族(そのいびつさはしばらく読み進めるまでよくわからない)が、さまざまな形態で佐渡の寺に納骨する、それだけの話がどうしてこう面白いんだろう。

語られることばがすべて途中経過、現在進行形な感じというか。わけわかんないですわね。でもめざめてしまったものは仕方がない。すばらしい作品。

佐渡の三人 佐渡の三人
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2012-09-26
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
長嶋有週間 (みこ)
2020-10-01 18:19:13
この2週間ですけど.

文庫6冊&書評集(高い!けど装幀が好き)を買いまして,
「猛スピードで母は」「エロマンガ島の三人」「佐渡の三人」を
続けて読んでしまいました・・・
特に後2冊が気に入りまして,選ぶ題材もさることながら,
この作者はどうしてこんなに日常にちょっとシュール?を入れて
はっきりした結末もないのに読者を楽しませられるのかと.
「佐渡」は単行本の装幀が良かったけど,文庫には三人のイラスト入りしおりがついてるんで嬉しかったです☆
残り三冊はまた来月あたり読みます.
パラレルと問いがないやつとアパートのやつです.

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いいなあ (hori)
2020-10-01 22:32:17
ハードルをあげるつもりはないけど、
アパートのやつは最高ですよ。
読み終えたら彼のもうひとつ名前のマンガ評論
もどうぞ(笑)
返信する
ブルボン小林 (みこ)
2020-11-19 16:13:13
こんにちは.

実は批評家ブルボンは昔雑誌で見つけ,好意的に記憶してまして.
後に長嶋作品を好きになったときにWikiで初めて同一人物と知り(遅い・・・),
驚きと同時に「どうりで!!」と納得しました.
改めてホニャララ再読して,やっぱりこの人の文章と目の付け所が好きだなと再確認.

エッセイ含めこれからもどんどん書いて欲しいです!
でもまだ最新作買ってない・・・・・
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遅い(笑) (hori)
2020-11-20 18:28:07
にしても長嶋有って文壇(死語)で
どう思われているんだろう。
かなり特異な位置にいますもんね。
ひいき筋はわたしたちのようにたくさん
いるので心配はしていませんが(笑)
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