Radka Toneff Moon's a Harsh Mistress
Vol.51「黙とう」はこちら。
50代の主婦。20代半ばで公務員の息子について相談します。
息子の職場に息子の元交際相手がいます。結婚を前提にお付き合いしていましたが、彼女は息子と並行して交際していた別の男性と結婚。息子に「なるべく普通に接するように」と言い聞かせましたが、まだ忘れられないようで、職場でつっけんどんな態度をとってしまうこともあるようです。
先日、職場で同僚に「彼女はいるのか」と聞かれた息子は「いない。結婚を前提に付き合っていた人はいたんですけど」と。その会話を聞いた元交際相手は上司に相談。注意を受けた息子は悔しくて泣いてしまったそうです。
同級生の結婚話を聞くと焦ってしまうか、私たち家族に八つ当たりしてきます。もとから短気で自己中心的な面があったのですが、さらにひどくなったようで私に大声を出したり、しかし悪かったと思うのか突然「ご飯をおごる」と言い出したり。こんな態度に困りつつ、どう息子を励ましたらいいのか悩んでいます。
【宮城・O子】
励ましたりなんてしなくていいです。とにかく、息子とそんな関係の話をするのはやめてください。回答者の山田教授もいきなり「息子さんに一人暮らしをさせてください」と結論付けていますが、わたしも同感です。
わたしが驚いたのは、いい年齢になっている公務員が
・交際相手に二股をかけられていた
・職場で注意されて泣いた
……なんてことを母親に報告していることです。どんだけあなたと親密なんですか。
というより、あなたがそんなふうに息子を育てましたよね。今日もきっと職場での出来事を「学校で何があったの?」的に根掘り葉掘り質問してますよね。そしてきっと彼女への怒りオーラがあなたからもバシバシ出ていることと思います。怖ぇええ。
それからもうひとつ。あなたの息子が同僚に「結婚を前提に~」と話した件ですけど、そんなことで上司に注意されます?明らかにあなたの息子は同僚に彼女だと特定されるように話したはず。そして二股をかけていたことも話したにちがいない。けっこう邪悪な息子さんじゃないですか。怖ぇええ。
本日の1曲はノルウェーのジャズ歌手、ラドカ・トネフ(30才で自殺)のThe Moon's a Harsh Mistress(月は無慈悲な夜の女王)。リンダ・ロンシュタットのバージョンをお送りしようと思ったら彼女にたどりついた。すばらしい。タイトルはハインラインのSF小説からとられている。
Vol.53「輸入車の彼女」につづく。
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