PART12「上申書」はこちら。
鹿児島・阿久根市長:市職員クビかけ上申書、市長命令で裁断・破棄
議会を招集せず、専決処分を乱発するなど特異な市政運営を続ける鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)は2日、ほぼ全員にあたる約200人の職員が「法令を順守した市政運営」を求めた上申書2通と署名簿を、職員に命じて裁断、破棄させた。
“クビ”をかけて反旗を翻した職員らは「当たり前のことをお願いしただけなのに」とあきれ返り、市民からは「全然市民のためになっていない」など、相次ぐ異常事態に批判の声が上がった。
市関係者によると、上申書は6月25日、一般職員が所属する市職員労働組合(市職労)と課長級職員約20人が、総務課長を通じて提出。28日、総務課長が手渡そうとすると、市長は受け取りを拒み「シュレッダーにかけろ」と裁断を命じた。
困った担当職員が手元で保管していたが、2日午前、市長が「あれ(上申書)はどうした」と詰問。残してあることを知ると、再度即座の裁断を命じたため、職員がシュレッダーで裁断したという。
ある職員は「憤まんやるかたない。異常としか言いようがない」とさじを投げた様子。
一方、市長派の市議の一人は「職員はこれまでいい給料をもらってぬるま湯につかってきた。苦しい思いをしている世間を知るべきだ」と裁断に理解を示した。市長はこの日、全職員に「記者の取材に一切応じるな」とメールを送信した。
【毎日新聞 7月6日】
……たとえどんな批判をあびようとも、そのことで竹原市長が主張を変えることはない。だって“常に攻撃を誰かに加え続ける”ことが彼にとって唯一の生き残る道だからだ。批判に殊勝に耳をかたむけているようでは、サメが泳ぐことをやめた途端に死んでしまうのと同じ末路が待っている。
市長派の市議の発言はまことに味わい深い。世間が苦しい思いをしているのを知るには、ここまで理不尽な思いを市職員に与えなければ、というわけだ。阿久根市民をもまきこんで世間を息苦しくしているのが自分たちでは、などと考えることもないのだろう。
そう、彼らは気づくことはない。攻撃にばかり一生懸命で、自らがよって立つ地盤が揺るぎ始めていることに。残された道は、マスコミ報道が偏向しているために自分たちが殉教者となっている、と主張することだ。あ、それもうやってたっけ。
にしても、命じた5日後に「あれ(上申書)はどうした」と詰問するあたり、市長の粘着質ぶりはたいしたものですなあ。それとも、ちょっと後悔してたのか(まさか)。
PART14にきっとつづく。
市議会の決議書添付の書類を持って申請する事業はどうなるんだろう
意地悪な言い方だけど、県や国が愛議決書を添付と判断した場合どうなるん
だろう。 たとえばお隣の、宮崎県で起きてる 「口蹄疫」や今起こっている
自然災害の災害復旧事業 国や県の職員が最終的に議会議決書を
添付を求めても議会の開催しないのかな??????。
ある宮崎の自治体は、他県の自治体と交流がありカンパ等の職員間交流
をしてるのに 阿久根市の職員は、飛び火が怖くて要求出来なくなるかな????。
宮崎県みたいに、非常事態宣言したとき市長の反応を見たい。
市長は、県の職員や国の職員に、頭を下げるのだろうか???。
わかりませんが(笑)、少なくとも阿久根の場合、住民という
存在の優先順位は驚くほど下位にあるはず。
私怨、私憤、私情のはけ口として市長という職位があるのでしょう。
その意味で阿久根市民が不幸であることは確かです。
ただ、それもふくめて竹原市長を支持しているとするなら、
不幸そのものも彼らの選択。
……と、ニヒらないようにしないとε=( ̄。 ̄;)フゥ~