事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「キャプテン・マーベル」Captain Marvel (2019 ディズニー)

2019-03-25 | 洋画

有能な人たちというのはいるもので、朝イチの鶴岡まちなかキネマで思い知らされた。まずは「トイ・ストーリー4」の予告篇にびっくり。

おなじみの面々がジュディ・コリンズの「青春の光と影」(♪空に浮かぶアイスクリームの城♪ってあれ)に合わせて手をつなぎ(手じゃないのもいる)、くるくると回っている。ジョニ・ミッチェルの曲だから「サークルゲーム」やってるのかしらと苦笑。

つづいて「キャプテン・マーベル」のオープニング。おなじみのロゴにかぶさるのは原作者スタン・リーの顔、顔、顔。そして字幕で

Thank you, Stan.

と出る。センス爆発。そして本篇もそのセンスの良さがみっちりつまってます。カーアクションはフレンチ・コネクション、宇宙船での大騒ぎは「エイリアン2」、ドッグファイトはスターウォーズなどからいただきつつ、どれもがきちんとドラマにはまっている。

あいかわらず事前情報を入れずに見たので、おっとジュード・ロウ、おおおアネット・ベニングかよ、この黒人は「ブラッド・ダイヤモンド」のお兄ちゃんだなと楽しめる。

ストーリーもかなり考えてあって、ヒロインのヴァース(この名前の由来は渋い)を特訓するジュード・ロウが

「感情を動かすな。笑いは雑念を呼ぶ」

という教えを徹底し、しかしラストで彼女はすべてをひっくり返し、感動へ。

フューリーの片眼が失われているのはなぜなのか、インフィニティ・ウォーのラストで出てきた機械はなんなのか、彼女がキャプテン・マーベルと呼ばれるのはなぜか。

笑わせつつアベンジャーズの次作につなげる……あああMARVELは商売がうまい。シリーズ屈指の作品。わたしは「ウィンター・ソルジャー」の次ぐらいに評価します。

ニルヴァーナやREMの曲も流れて、あたしゃ幸せだよ。ちょいとネタバレだけど、猫好き必見

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