陽気なカントリー・ミュージックを歌う、とびきり背の高い富豪、ボブ・ロバーツ。大統領選に出馬した彼をドキュメンタリーのカメラが追う、という設定の映画。
主演、監督はティム・ロビンス。彼はこんなアクロバティックな脚本(もティム・ロビンス)を初めての演出作品に選んだ。
選挙戦が進むにつれ、次第にあらわになるボブの狂気と空虚さ。底の浅いファシストに、しかし熱狂する選挙民……アメリカだけでなく、世界中でいま起こっていることを予見している。いま見るべき映画。
「シュア・シング」で紹介したように、ジョン・キューザックが特別出演。ゴア・ヴィダル、デヴィッド・ストラザーン、ジャック・ブラック、アラン・リックマンと豪華な共演陣が集結したのは、ティム・ロビンスへの期待か。
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