第5回「瀬名奪回作戦」はこちら。
さあミッション・インポッシブル2。M:I-2です。トム・クルーズのあの映画は味が濃すぎてちょっとしんどかったけど。
家康が妻と子どもを奪還するために特命した服部半蔵。へたれな一族しかいないのかと思ったら、とんでもない才能の持ち主、女大鼠(松本まりか)が登場して……
わたしはこの女優のことを意識したことはまったくなかったので(念のために検索しました)いるところにはいるんだなあと。妻は「なんで知らないの」そうなの?
松山ケンイチと山田孝之がタッグを組んだ夢のような作戦。人の情けというものを考えなければ大成功だった。
人の情けというものにほとんど意味の無かった時代であることからこそ意味のある展開だったか。大河の主人公が最初から無慈悲な人間だったらたまんないですよね。まあ、これからの展開は……
さあ、偉大なる父親を継ぐことになる今川氏真(溝端淳平)の狼狽は激しい。どう考えても自分の方が優勢であるにもかかわらず、しかも自分が懸想した(死語)女を返せと言っている人間と取引するときに、頭数を意識してしまう。
人質交換といえば名作(すでに断言)「ブリッジ・オブ・スパイ」。同じような展開。あの映画で、橋の上で語られたあれは泣けたなあ。今回は橋ではなく川でしたが。
「99.9 刑事専門弁護士」の劇場版を初めて見ました。松本潤のサディスティックな部分がこれでもかと。どうする家康ではあるけれども、その悪―い部分をどう隠すのかもこれからの柱かも。
弱っちいだけの家康なら、彼をキャスティングするもんか。邪悪そうだからこそ彼は魅力的。
第7回「わしの家」につづく。