第33話「亀山社中の大仕事」はこちら。
前回の視聴率には眼を疑った。13.7%!
ここまでの急降下とは。もはやいま視聴率をとれるのはゲゲゲと池上彰だけかぁ。
第三部は、商売と政治を結びつける経過が描かれ、はっきりとわたしにとっては第二部の息苦しさよりも面白いけどなあ。
さて、そんな今回は、商売を、実利を求めた近藤長次郎(大泉洋)がそのために亀山社中の同志に責められ、結果として自害する経緯が描かれる。
泣かせのキーポイントになるだろうと思われ、実際にラストで泣かせた長次郎の写真を撮ったのは上野彦馬。魂が抜かれると西郷隆盛は死に至るまで一枚も写真を撮っておらず、おかげで実際のルックスは不明なまま。その点、なーんも考えてない、かの有名な龍馬の肖像写真を撮ったのも上野。演じたのはなんとテリー伊藤。なぜ驚くかといえば、日曜8時は大河ドラマの真裏でテリーがしかけた「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の時間帯だからだ。
さまざまな伝説を生んだあの番組(と制作のIVS)において見過ごされがちなのは、BGM選曲のセンス。どう考えてもわたしの世代どストライクの曲をバックに流していたあのセンスは、いまも「ザ・鉄腕DASH!!」で味わうことができます。REOスピードワゴンやアレッシーを聴くことができるのは、もはやIVSの番組だけっす。
龍馬は長次郎の死に関与していないことで無垢なままで視聴者に提供され、あいかわらず後藤象二郎は憎々しい。しかしこのふたりが後に手を組むことを知っていれば、坂本龍馬という人物の複雑さと肝の太さがわかろうというものだが……
ちょっと自信なくなってきたけど今回の視聴率はお盆も終わったので……16%?
第35話「薩長同盟ぜよ」につづく。
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