2003年に、地元のシネコンが何を血迷ったかこの名作を上映してくれたことに感謝……
ルパン三世・カリオストロの城 THE CASTLE OF CAGLIOSTRO / LUPIN THE 3RD
カリオストロ公国。一見ただのヨーロッパの小国であるその国では、ニセ札製造造りの噂が絶えなかった。その昔、謎を暴こうと忍び込み、見事に失敗したルパンだったが、ある日、偶然から公爵の娘クラリスを助けたことから、再びカリオストロの陰謀に巻き込まれて行く……。
1979/宮崎駿監督作品
次元「どっちにつく?」
ルパン「オンナぁ!」
次元「だろうな(笑)」
完璧な娯楽映画があるとすればこれ。二十数年前に劇場で観て以来、繰り返しブラウン管で再見してきたわけだけれど、なんと効率優先の地元のシネコンが特別上映してくれたので、息子と娘といっしょに再体験。
息子はマトリックスに固執していたが、大画面で「カリオストロの城」を観るなんてもう一生できるはずがない。強引に引っ張っていく。まあ、子どもを連れてこの映画を観ることが映画ファンとしての夢だったわけだから、大願成就だ。日曜日なのに観客は意外に少なく、家族連れが数組と、あとはいかにもなオタクたち。クラリス組とでもいうか。写真料は安いだろうから、これでもペイするかもしれないし、こんな取り組みはもっと続けてほしい。えらいぞ三川イオンシネマ。
残念ながら大画面だとアラも目立つし、ドルビーなどに慣れた耳にはサウンドはしょぼく聞こえる。しかし、冒頭のカーチェイスや城壁を駆け下りる躍動感はそれを補ってあまりある。まもなく上映は終わってしまう。庄内の読者は今すぐ劇場に走れっ!
※もう三十年近く前の作品なのかと今さらに気が遠くなる。近年、映画の何が進化したかと考えればやはりオーディオか。ドルビーやSDDSに比べれば、やはりカリオストロのサウンドは“モノクロ”(モノラルってことじゃなくて)に感じられる。DVDの方はどうなっているのかな?
酒田港座上映バージョンはこちらです。
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