事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

八重の桜~第二十二話「弟のかたき」

2013-06-02 | テレビ番組

Matsushigeimg01 第二十一話「敗戦の責任」はこちら

前回の視聴率は14.1%でめずらしく正解。

タイトルバックが思い切り変わっている。

「一ヶ月に一回変えてるんじゃない?」

と妻は主張するけれど、どうなんだろう。さて、今回は弟の死と兄の処刑の知らせが、なんと尚之助によって伝えられる。

「竈の火、見でくる」

と席を離れ、後ろ姿で泣いてみせる父にくらべ、八重は事実そのものを受けいれることができない。まあ、兄の処刑は誤報だったわけだから、半分正解ではある。

官軍が怒濤のいきおいで東に向かう。どれだけ速いかというと、地図にラインがはいるというおなじみの手法を使うぐらい。インディ・ジョーンズ・マーチが聞こえそう。

江戸城の無血開城についても、「え、もう?」というぐらいすばやい。なんか既に吉川晃司の西郷どんにはありがた感すら。原理的な長州にくらべ、薩摩はひたすらプラグマティックなので、ふりあげた拳の行方をもう考えている。江戸城を燃え上がらせる果実よりも、兵站を温存し、消耗戦を嫌ったのが本音だったのかも。

その、ふりあげる拳の先の会津で、ついに白虎隊などが組織される。京都守護、軍制改革などで台所は火の車のはず。そのために予備役のような高年齢層と、若年層もかり出される総力戦。悲劇の舞台もすごい勢いで整っています。

今回は松重豊が泣かせてくれました。鼻水を流す父親、とくれば龍馬伝「遙かなるヌーヨーカ」の児玉清が思い出されます。彼が亡くなったのは、あれからわずか一年後だったわけか。お父さん、龍馬はカンヌ男優になったんですよ。

今回は悲劇の序章。珍獣ハンターが裏にあったので、やはり14%台か。

第二十三回「会津を救え」につづく

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