「すいか」「セクシーボイスアンドロボ」の木皿泉脚本。しかも、彼らの作品のなかで唯一高視聴率だった番組(笑)。見なきゃ嘘でしょう。
……1回も見てませんでした。DVDを借りようとも思わなかった。それは“いじめ”だの“スクールカースト”といったストーリーにおそれをなしたから。まあ、学校という業界にいながらシリアスな学園ドラマが好きな人もいるでしょうが、わたしはダメなの。
そんなわたしが翻意したのは「コード・ブルー」のおかげ。山下智久ってどんな野郎だったんだと……うわーキャラが正反対(笑)。金持ちでちゃらんぽらんで親とうまくいってなくて……そしてやっぱり激しく魅力的なのでした。コン。
修二(亀梨)と彰(山下)コンビには、彼らなりの屈託があり、信子をプロデュースして彼女を変えようとするが、実際に変わったのは(大人になったのは)コンビの方だったという誠によくできたお話。何度も泣きました。見ないですませないでよかったあ。
にしても、深浦加奈子や忌野清志郎がまだ元気だったんだとか、中島裕翔はまだちっちゃかったんだなあとか、時の流れを感じさせてくれます。
ちょっとネタバレになるけれども(っていうかわたしがいちばん最後に見ているんだろうけど)悪意の塊である少女を、あの「千と千尋の神隠し」の千尋の声をやった柊瑠美にやらせるあたりのキャスティングも渋い。
そしてあのラスト。都会のブレザーに比べていかに田舎の高校の学生服がダサいか。そしてそのダサさを感動に利用するあたり、すげえドラマだなあ。
山下と亀梨の例の事件など、このドラマの前ではなんの価値もない。いい作品を残すことが芸能人の仕事。そして彼らはちゃんといい仕事をしているじゃないか。地元じゃ負け知らず当然。うわ、次は伊勢谷友介をフォローしなきゃ(笑)
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