二代目高橋商店篇はこちら。
なんとか研修会でお勤めを終え、さあ帰ろう。美女たちに
「で、なにが食べたい?」
「任せるって言ったでしょー!」
やはり失敗は許されない。前日と同じような経路をたどり、龍上海東根店に向かう。
「言っとくけどな。行列は絶対だから」
「ふーん。いいけど」
おや、外までの行列はない。
「すいてるんじゃないの……あ」
そうだよ。なかにずいぶんなスペースがあるんだよ。でも回転が速いので意外なほどすぐにわたしたちはテーブルに案内される。
片っ方の美女は辛味噌ラーメン自体を初体験。
もう片っ方の美女は、おそらく庄内で辛味噌ラーメンを食べるんならここだろうという萬人の近くに住んでいる。でもあそこの辛味噌は食べたことがないんだって。
「……おいしい」
よかった。二日間とも合格だったようだ。なぜこんなに気を使ったかというと、ラーメン代は全部美女が払ってくれたからです(笑)。人間としてダメだろおれ。
退職予定者事務説明会篇「ラーメンツバサ」につづく。
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