事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

バンクーバー2010 その5~国家主義

2010-03-04 | スポーツ

PART4「国母バッシング」はこちら

 始まる前は「どうにも盛りあがらないなー」と思っても、開会してしまえば日本中が熱狂してしまう、いつもどおりの冬季オリンピック終了。まさか閉会式にニール・ヤング!が登場するとは想像もしていなかったので、わたしだって見逃してくやしい思いをしている。ニールはカナダ人だから当然のことなのだが……でもまさかねぇ?あの反体制オヤジがなあ。アヴリル・ラヴィーンやアラニス・モリセットの方がまだ可能性は高かった気も。大御所ならジョニ・ミッチェルもいるぞ。え。アヴリルとアラニスは出てたの?しまったぁ。

 前回のトリノでは秋田にいて「結局メダルはひとつもとれないんだな。まあ仕方ないか」と思ってたらいきなり荒川静香の金メダル。JOCはホッとしたことだろう。メダルキチガイである国民を、マスコミとタッグを組んでみずから育ててきたようなものだからね。

 さて、今回のバンクーバーは、どんなシーンで思い返すことになるんだろうか。わたしが大好きだったのは、近未来のスポーツとはこんな形になるのでは?とまで興奮したスケルトン。テレビとスポーツの幸福なマッチング。日本代表はシールをはがしちゃったとかで失格、ってあたりのゆるさがまた笑わせてくれる。

 国母や織田の問題にしたって、終わってみればすぐに忘れるような小さいことで……いや、決して忘れないヤツがここにいる。

「銅(メダル)を取って狂喜する、こんな馬鹿な国はないよ」

東京都の石原慎太郎知事は25日、バンクーバー五輪の日本選手の活躍に対する国内の反応について、報道陣にこう述べた。同日あった東京マラソン(28日開催)の関連式典のあいさつでも同五輪に触れ、「国家という重いものを背負わない人間が速く走れるわけがない、高く跳べるわけない。いい成績を出せるわけがない」と話した。(産経)

おまけにこの男は……以下次号

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