事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

八重の桜~第三話「蹴散らして前へ」

2013-01-20 | テレビ番組

Nishijimahidetoshiimg01 第二話「やむにやまれぬ心」はこちら

前回の視聴率は18.8%。ご祝儀相場の終焉。正念場はこれからだろう。実は日曜日夜の視聴率は天候に左右されることが多いんだけど(在宅率が大きく影響するから)、NHKにとってうれしかったのは、このドラマの直後にはじまったダイオウイカのNHKスペシャルが高視聴率だったことかも。

時間をかけて、ていねいにつくったドキュメンタリーに結果がついてきたことは福音だ。ま、あの画像一発でわたしもぶん殴られたような気になりました。地球にはまだまだ不思議なことがいっぱいある。ぜひリドリー・スコットに見せてあげたかった。不謹慎だけど、サイズ比較のために、イカのとなりになぜセブンスターの箱をおけなかったんだNHK。

今回は、ふたりの師の影響下でゆれる八重の兄(西島秀俊)がメイン。佐久間象山の薫陶を受けて西洋の技術を採り入れようと画策し、しかし象山と同じように禁足されてしまう挫折。

「銃は足軽の武器だ」と嘲弄され、槍でその相手を打ちのめすも「(槍で)意趣返しとは」と西郷頼母(西田敏行)に譴責され……

わかりますね。わたしぐらいの年齢になると、そこで押すばかりではだめなんだよお兄ちゃん、となるんだけれど、それでは明治維新は実現しなかったか。

にしても福島の保守的な風土は今も健在で……あ、これは別のお話。

それ以上に、今回は全国の西島秀俊ファンへのサービス全開。ここであそこまで美しいボディをさらすかぁ。思わず

「すごいな、この身体」

「いいのよ、別にぽちゃぽちゃでも」

妻から慰められる(皮肉です)ぐらいみごとな裸体でした。この人は近ごろ怖いぐらいにいい俳優になっている。

ドラマとして贅沢な造りになっているのは、貫地谷しほりも登場する針の稽古場のシーンでよくわかる。名もなき女性たちがみんな生き生きしているのだ。ていねいに撮られているんだなあ。

落ちこむ西島秀俊を、あまりべたつかない形でチアラップするのが長谷川博己。謎めいた感じがいい。さすが、鈴木先生だ。

今回の視聴率は、前回と同程度の19%と読みました。東京のお天気がよかったみたいだしね。

第四話「妖霊星」につづく

コメント
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