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さて日も暮れた。いよいよ儀式開始。公会堂の小会議室にはすでに祭壇が用意されている。氏子総代などのえらい人たちだけがその会議室に入り、しもじもは廊下にすわって二礼二拍手一礼。
ほら、ここでまたわからないことが。何でしょうあの二礼二拍手一礼って。
まず、軽く礼……これは45度身体を折り、頭を下げる深揖(しんゆう)というもので、これからお参りさせていただきますという気持ちを表す。
直立の姿勢から深々と90度に身体を折り、頭を下げる。これを二回。つまり、二礼。
次に拍手(かしわで……柏手とも書く)をパンパンと二回打つ。このとき、両手を胸の高さで合わせ、右手を少し引いて拍手を打ち、再び合わせる。これが、二拍手。
直後に、両手を下ろしてもう一回深々と90度に頭を下げる。これが一拝。
軽く45度の礼をして終わる。
……めんどくせー。っていうかなぜ二回礼をする?調べてみると、人に対しても礼はするわけだし、相手はなにしろ神様なんだからもう一回やるのだ、という説がある。嘘くさいなあ。それに、右手をずらすのってみなさんやってますか?民謡の拍子とってんじゃないんだからよ。
つづいて祝詞をいただいてから神社に移動。黒服軍団がキチキチにすわり、また祝詞。そしていよいよご神体の移動にかかる。例のバリケードを持ち出し、電気も消す。ご神体を抱いた神主さんを囲み、しずしずと行列。住民は沿道でお祈り。
なんかすごい。わたしが子どもだったらトラウマになっちゃうような光景。完全に隠されているとはいえ、そこに『神』がいるのだ。ひー。さて、そのご神体とは……
(ほんと、画像がブレブレですみません。別に神様がバイブレーションしていたわけでは)
PART4につづく。