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YouTube: 鈴木祥子(Shoko Suzuki) - Swallow
2011年4月号「出勤簿のルール」はこちら。
もうお忘れかもしれませんが、平成17年度まで、昇給は4月、7月、10月、1月のいずれか、それぞれ一日付(わたくしどもの業界では“いっぴづけ”と読みます)で昇給していました。
どうして人によって昇給月が違うのか、という話はめんどくさいので省略するとして、それを一気に1月1日に統一したのは、勤務成績などによって昇給幅を変更する建前だからでしょう。でもそれって不公平じゃないか!と怒る人もいるはず。前年度まで1月1日に昇給していた人と、4月1日に昇給していた人が同じ1月1日昇給?と。
このあたりは役人はよく考えています。どんな技を使ったかと言うと、まずそれぞれの号給を4分割しました。今までの1号が4号に細分化されたのです。
さて、以降は毎年基本的に4号ずつ昇給するはずでしたが、そうは問屋が卸しませんでした。当時の県知事が昇給を抑制しろ、と強硬に主張したからです。おかげで4年間、わたしたちの昇給は毎年1号抑制されてきました……。
めでたくそのしばりも解けて、この1月から4号昇給する基本形にもどったのですが、まだ不公平さは残っています。なぜなら、ほぼ43才以上の人には『現給保障』という形の恩恵があったのに、若手にはほとんどいいことがなかったからです。
その意味で今回の措置は「かわいそうな若手に愛の手を」ということなので、ベテラン勢はくれぐれも怒らないように。
※本日の一曲は、退校の音楽にぴったり「Swallow」鈴木祥子。名曲。ウチの学校は十年一日のごとく「イエスタデイ・ワンスモア」(カーペンターズ)なので飽きちゃいました。
2011年6月号~チャリ通のルールにつづく。