陰陽師的日常

読みながら歩き、歩きながら読む

サイト更新しました

2013-08-23 00:00:29 | 翻訳
すっごい久しぶりですが、サイト更新しました。
http://walkinon.digi2.jp/
去年の5月に訳したフレドリック・ブラウンの「静寂よ、叫べ」の翻訳です。
短いですが、まずはここから、ということで。
お暇なおりにでも、よろしく。

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20 コメント

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gabriel trupin (Hiroko)
2014-08-26 23:13:43
はじめまして。
家族の問題という記事を読ませて頂きました。

ブロンドアンビションツアーの後はビデオを見て、ガブリエルのダンスに引かれ、何度も何度も繰り返し見てました。私もマドンナよりガブリエルばかり探してました。

それから20年以上も経つのに何故かふと思い出し検索してみると亡くなっていたとのこと。そして、こちらの記事で自分と同じようにガブリエルのダンスに魅了されていた方がいた喜びでコメントを書いています。(メールしたかったのですが、探せなかったので)

またブロンドアンビションツアーのコレクションDVDを見て購入し見始めました。ガブリエルの優しい軽いダンスを見ては泣きそうになってます。一番年下だったからか、アンコールでは椅子運びばっかりしてますね(^^)

回りは誰もガブリエルのことは知らないので、同じように感じていた方がいて嬉しかったです。まだまだガブリエル観賞は続きそうです。
良い記事をありがとうごさいました。
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翻訳された短篇を拝読してます (カモメ)
2015-03-25 15:55:54
初めてコメントさせていただきます。
最近になってあなたの翻訳サイトにめぐり合いました。
素晴らしいお仕事ですね。
わたしは毎日ひとつずつ読ませていただいていて、
それがこのごろの最高の楽しみとなっております。
ありがとうございます。
ところで、わたしには分からない個所が時折あったりするのですが(例えばA&Pのモテそうでモテてないだろう女の子の箇所)、
そういったことを伺ったりすることはできるのでしょうか。
もちろん(?)英語初学者の馬鹿馬鹿しい疑問に違いないのですが・・・。
初手から不躾な尋ねごとになってしまった段、
ひらにご容赦ください。
これからも益々のご活躍をお祈りしております。
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コメントありがとうございます (陰陽師)
2015-03-26 20:59:37
サイト・ブログとも、ずっと放置していて申しわけありません。

いろいろ忙しいこともあって、なかなか更新できずにいます。

わからないところがおありでしたら、ご質問くだされば、時間のあるときにお答えしたいです。

ちょっと時間がかかるかもしれませんが。

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お言葉に甘えて (カモメ)
2015-03-26 23:30:22
お忙しいところすみません。
わたしが“?”と思ったのはアプダイクのA&Pの、

でもほんとはそんなにモテてるわけでもなくて、
それがわかってるからこそみんなにも好かれてる

というところです。
誰が、誰のモテないのをわかっているから、好かれるのか。
原文はもっとはっきりしていると思うのですが、
翻訳では当人の現実直視があるから“みんなにも好かれる”とも取れてしまうように思ったのです。
些末なことですみません。
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これは女性だったら実感できるかも (陰陽師)
2015-03-27 00:08:43
まず、原文はこのようになっています。(http://www.tiger-town.com/whatnot/updike/

you know, the kind of girl other girls think is very "striking" and "attractive" but never quite makes it, as they very well know, which is why they like her so much

"never quite makes it"
決して"striking" にも"attractive"にもならない

"as they very well know,"
みんなそのことをよく知っている

"which is why they like her so much"
だからこそ、彼女のことがそんなにも好き

ということです。


「でもほんとはそんなにモテてるわけでもなくて、
それがわかってるからこそみんなにも好かれてる」

これ、後半、ちょっとおかしいですね(笑)。

直訳すると

「ほかの女の子たちが、その子のことを美人とか魅力的だとかいうんだけど、彼女たちもその子が絶対にそうならないとわかってて、だからこそ、彼女のことがそんなにも好きなんだ」

となるんです。

でも、これだとあまりにもったりしてるから、口語のリズミカルな感じを出すために、削れるところは削ったんだと思います。

だから、

「それがわかってるからこそみんなにも好かれてる」

ではなくて、

「みんなそのことがよくわかってるからこそ、その子のことが好きなんだ」

というと、論理構造がねじれなくてすんなりいくんですね。

直せたら(笑)直しておきます。
ご指摘ありがとうございました。
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a dozen について (カモメ)
2015-03-27 20:38:30
お忙しいところありがとうございました。

アプダイクの次に置かれたシャーウッド・アンダーソンも良いですね。
ここでわたしがお伺いしたいのは a dozen。
「グロテスクな人々についての本」の some who were quite strong snatched up a dozen of them.
「手」の a dozen men came to the door of the house

たとえば“1ダース”という日本語にするとして、
どの程度“数”なのか“量(多さ)”なのかが、
わたしなどには難しいのですが、基本的にはどのように考えたらよいのでしょうか?
よろしくお願いします。
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dozenはむずかしい (陰陽師)
2015-03-27 21:27:42
基本、dozenという単位の持つニュアンスみたいなものは、日本語になりません(いっぱいあるものがひとまとまり、みたいな感じ)。

http://www.dictjuggler.net/yakugo/?word=dozen

を見てみると、みなさん苦労して訳していらっしゃるなあと思います。
わたしも基本的には「十人ほど」「十個ほど」みたいな感じで訳すと思います。


シャーウッド・アンダーソン、懐かしいですね。
邦訳しているのが作家の小島信夫さんで、
作家としては大変好きな作家なんですが、訳は正直、かなりひどいです。
だから私が訳してやろうという壮大な野心を立てたのですが、どうもあの「グロテスク」、南部文学のキーワードともいえるグロテスクがうまくとらえられず、挫折したのでした。

ああ、あんな難解な小説を訳そうと思った時期があったのか(遠い目)。

まあ、老後の楽しみにしておきましょう。
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Pillsについて (カモメ)
2015-03-28 09:16:30
シャーウッド・アンダーソンは難しいですね。
次の“Paper Pills”。
医者の話で Pills というとわたしなどには「ピル=丸薬」という具合に言葉を置き換えてしまいそうになるのですが、
この表題を「紙つぶて」とされたのにはどのような狙いがあるのでしょうか。
よろしければ教えてください。
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辞書を引いてください (陰陽師)
2015-04-02 21:12:08
ねらいも何も、辞書にあります。

oxfordの語源のところに

from Latin: piula 'little ball'

とあります。

今、電子辞書を見たんですけど、リーダーズプラスにはこの意味が載ってますし、語源はリーダーズにも、ランダムハウスにも載ってます。
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訳語の選択について (カモメ)
2015-04-03 00:35:51
お忙しいところありがとうございました。
どうもわたしの訊き方が拙かったようです。
pills という言葉はご教示いただいた語源から様々な語義、慣用表現、スラング等々
(原著者の意図はこの際措くとして)
ある広さを当然持っていると思うのですが、
それを例えば「丸薬」でもなく「玉」でもなく「つぶて」と訳されたのは、
どのような取捨選択、ご判断からなのかを窺いたかったのです。
わたしはこの短篇を読んでみて本文では pills ではなく balls という言葉しか使われていないことと、
その医療系の内容に引っ掛かりを感じてしまったので・・・。
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