書道教室の人が参観申込してくれたので、4人で行って来ました。
宮内庁桂離宮参観(1日6回)は往復はがきやインターネットで申込みできるが、それぞれ人数枠があり、ハイシーズンでなければ京都御所に出向いて空いてる日を申込むのが堅実らしい。
桂離宮は400年も前からほぼ原形のままに保たれている宮家の元別荘。
11時の予約で、20分前に門が開く。
ガイドさんといっしょに1時間余りの見学ツアーへ。
宮内庁管轄であるから、自由にあちこちは回れません。
お庭が一望できないように仕切りのための衝立松(住吉の松)。
御幸門↑の突き当りが正門の表門↓ 特別なときしか開けられない。
正門から入ると奥に行くほど道幅を狭くして奥行き感を出しているそうだ。
ガイドさんのお声は大きいのだけど早口なので半分くらいしか聞き取れなかったし、時間的場所的にゆっくりとは撮れないので見どころがいくつか抜けてます。
庭園めぐりは飛び石が多いので、カメラに夢中になって、石を踏み外して周りの苔を踏まないように、何度も注意を受けた。
私も一度オットット!になりかけた。
外腰掛という待合所。橋もいろいろ。石橋、木橋、土橋など。
足元注意してパッと目を上げると目の前に、池のふちが複雑に入り組んだ大きな回遊式庭園。
海のように作ってあり、黒石の浜が州浜、石の橋が天橋立見立て。
離宮にはいくつかの茶室があり、いちばん大きい松琴亭。
市松模様の襖が斬新。
別室に懐石料理をぬくめておく囲炉裏などもある。
二重枡型の手水鉢、棗型の手水鉢。
苑内でいちばん高い場所「賞花亭」からの眺め。秋の紅葉シーズンは見事らしい。
踏石にも書や茶の湯のように、真(楷)・行・草がある。これは「草」の踏石。
苑内にある様々な石の大きさ、色、形、が面白い。
田舎家風の茶室「笑意軒」
窓から見るお庭の景色がなんとも言えずよろしい。
襖の引手が矢の形だったり、舟の櫂の形だったり。
メインの書院は外から眺めるだけ。桂川の水害に備え床を高くしてある。
月見台。東の方角に向かって池に張り出している。こんなところで優雅にお月見したんやね。
「月波楼」
書院の玄関の御越寄(おこしよせ)は撮り忘れ。ここの敷石はビシッと真四角切られて「真」の踏石になる。
追記:お友だちから写真いただきました。↓
上り口に6人分の沓を並べられる大きな石、「六つの沓脱」がある。
ランチは胡麻イタリアンの
ピッコロモンドヤマダ
ホットジンジャー、前菜、スープ、パスタとピザは4種注文して4人でシェア、9種類のドルチェ。
お寺や仏像はあんまり興味がないけど、空のあるお庭や建物は気持ちいい。
修学院離宮も行ってみたいな。