
袋物屋三島屋の姪「おちか」が語り捨て聞き捨ての約束の下、黒白の間で聴き手となるこの世のものとは思われぬ物語。
怪しもの、不思議もの、恐ろしもの、三島屋変調百物語は夏の読み物にピッタリ。
700ページもの文庫本、すぐに読み終えてしまった。
確か、第1巻の「おそろし」は読んだことあると自ブログを検索したら読んでました(2007年2月)
2巻以降は読んでいないので、当時はそれほど乗らなかったのかも。
2巻3巻は図書館に在架なかったので、4巻5巻から先に。

1/5ほど読み進み中
現在第9巻まで出ているので、しばらく楽しめる。夏はまだまだ続きそうだし。
新聞記事に、図書館のベストセラー本の複数冊購入の是非国会論議が載っていたけど、本が売れなくなって本屋さんが閉店するのは、図書館の複数買いのせいではなく、ネット購入や、そもそも若者が本を読まなくなったからだとは思う。
私は物が増えるのが嫌なので(本は買えば処分が辛い)いくら予約待ち1年になろうと図書館頼み。
しかし、ベストセラー本20冊(当市)もわずか2、3年で予約ゼロで図書館蔵書棚を占領してるのも虚しい。
ベストセラーでも購入3冊までとか、寄付金100円で優先貸しとか(花火やあるまいし)
でも、買わないことは作者にも出版社にも書店にも本の文化にも、何の恩恵ももたらさないことはわかる。難しい問題だー。