ハグロトンボ
ゆりかごから墓場まで、生まれてから(たぶん)死ぬまで(たぶん)朝日新聞である。
いいことか悪いことかはともかく、私の思考傾向は朝日新聞で決まり。
高校時分、近くの従妹の家で読む産経新聞はとても同じ新聞とは思えなかった。
大人になったら、朝日新聞なりにえばってるとこや、ええかげんなとこもわかってきたが、それでも、今まで1度も自民党に投票したことがない(笑)
昔、父はときどき「大阪新聞」を持ち帰った。
フジサンケイ系の夕刊紙で織田作之助、司馬遼太郎など数多くの作家を出したが、2002年に廃刊。
サラリーマンの夕刊だから、お堅い朝日にはない、適度にお色気あり、噂話ありで、私はとても楽しみだった。
その大阪新聞に瀬戸内晴美(寂聴さん)が「純情」?という連載小説を書いていた(と記憶している)
出家してなお、話達者で今は優しくて楽しい人だけど、公開中の「夏の終わり」原作のように、とにかく過激な小説だった。
瀬戸内さんはのちに、「小説とは自分の排せつ物を人前にさらけ出すことである」と何かで述べていたが、そこまでの覚悟がなかったら、小説なんか書かれへんのやなと妙に納得したもんだ。
ブログはだいたいきれいごと並べてます。だれも排せつ物なんか見たないやろし。