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ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

映画【ストーリーオブマイライフ】

2020-06-20 20:48:49 | 映画

他府県間移動ができるようになったというわけでもないが、朝一番に映画へ。

開店30分前にユニクロの前を通ったが、だれも並んでいなかった。

映画館は三密のうちの密室ではあるが、観覧者は6、7人。

上映始まったころに咳が出てしまって焦ったよ。

若草物語の作者(次女)が4姉妹が過ごした愛の日々を回想する。

現在と何年か前の過去を行ったり来たりするので最初は混乱してストーリーがよくわからず。

4人の性格や生き方にメリハリあって、富豪の伯母役のメリルストリープも貫禄あり。

父親の影が薄かったり、幼馴染との恋愛が乗り換わったり、いきなり感はあるけど、南北戦争時代(っていつ?幕末混乱期の頃だ)のアメリカの暮らしや風景の映像はやっぱり映画館で。

ちなみに「若草物語」の原題の「Little Women」、初めて出版されるときの活字、製本、重厚に金で型押しされたりの過程が興味深かった。

本って本来はこんななんだったんよね。

赤毛のアン、大草原の小さな家、アルプスの少女、ダウントンアビーなどが好きならおすすめ。


【映画】「パラサイト」

2020-03-21 17:35:33 | 映画

朝一番に整形外科で骨密度薬をもらいに行き、3月末で消滅するエディオンポイントでなんか買おうと寄ったら、そやそや、確か、10時ごろから映画やってたよなぁ。

上映開始は過ぎていたけど、どうせ最初の10分は予告とかだし。

連休なのに、ロビーもがらーん。上映ちょうどの時間に入れた。

観客は5人、周りの人と6mは離れている(笑)のでコロナ感染は大丈夫でしょう。

アカデミー賞作品賞など取ったので興味はあったけど、絶対に見に行こうというほどの気持ちもなかったが、ま、気まぐれ思い付き、暇と時間が合致。

韓国のある町の半地下の部屋に住むキム家族、両親、息子、娘、みんな職にあぶれて内職しつつその日暮らし。

息子の友だちに頼まれて、学歴を詐称してハイソな家の家庭教師に潜り込む長男。

うまく立ち回って、娘、父親、母親も他人のふりをして運転手や家政婦として雇われる。

一家がキャンプに出掛けた豪雨の夜、お屋敷でどんちゃん騒ぎしていると…ピンポーン…

「切り干し大根がすえたような」臭いでスイッチ入ってしまったのね。

えっ!えっ!どうなるの!?脚本のテンポが良く、ハラハラドキドキの展開、衝撃の結末、かすかに希望があるようなないような。

面白かったです。結局は人生は金の有る無しかぁ。


映画『ナイブズ・アウト』

2020-02-03 20:21:29 | 映画

「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」
森の中の豪邸に住む老ミステリー作家が誕生日パーティーの夜に謎の自殺を遂げる。
そして、遺産をめぐる家族の疑心暗鬼が始まり、探偵(ダニエル・グレイグ)登場。
映画評価は悪くなくて、期待して見に行ったのに、うーん、あんまり面白くなかった。
最初に事件の概要がわかってしまい、そこからの犯人探しもなんか付け足しみたいで。
せっかくの映画だからもっと屋敷や周辺の大きな画がほしい、これはテレビドラマで十分かも。

映画「ダウントン・アビー」

2020-01-18 22:52:29 | 映画


梅田イーマビルには何度か行ったことがあるのに、今日の新年会に行くのに迷って、地下街を15分もさまよってしまい、最後は東梅田駅に戻って、近くにいた掃除のおじさんに聞いてみた。
「このまま真っ直ぐ行って右手のエスカレーターで上がって9番出口出たところの道路の反対側にあります」
的確な道案内の通りに進んだら到着できた。
私の前にも尋ねている人がいたし、さすがプロ!って(笑)

今年の新年会は2時間しかなく、慌ただしく食事とビンゴ。
そのあと、私は見たかった映画のステーションシネマへ。
昨日ネット予約のキャッシュレスd払いしておいたので発券。
始まるまで1時間少し、レストラン街の休憩椅子で待機。
動き回って迷子になってオロオロはイヤだし。
1日2件、ついでのまとめ用事はやっぱり何かと疲れる。

で、「ダウントン・アビー」
20世紀初めのイギリスヨークシャーの伯爵家家族とその使用人たちの群像劇。
これはテレビでシリーズを見ていたダウントンファンのための映画ですね。
ドラマ最終回から数年後の設定で、登場人物のヘアスタイルが大きく変わってたりして。
変わらぬのは伯爵の母上役のマギースミス。
レビューにも書いてあったけど、エピソードが詰め込みすぎで、テレビドラマより薄っぺらい感じがしないでもないけど、満足〜
今までの背景や人間関係がわからないと面白くないかも…にもかかわらず、土曜日とはいえ、ほぼ満席だった。
予約しといてよかった。


DVD「長いお別れ」

2019-12-13 16:54:51 | 映画


難聴者サークル12月の例会はDVD鑑賞会。
いくつか候補を上げて(私が選出)見たい映画を皆で決めます。
高齢者が多いサークルなので、主人公の山崎努が認知症になって7年間家族で支えるお話。
妻役の松原智恵子は夫に尽くす昭和の母で、私なんか、うーん…無理やなぁ。
話しかける口調が「お父さん、お出かけですか?」とか丁寧語なんだもん。
認知症は少しずつ世界が遠くに行ってしまう感覚なので
「Long good-bye」というそうだ。
世の中には情の厚い人や家族が多いのね。
介護などは家族間だけで頑張りすぎると、重大事件を引き起こしたりすることもあるし、良い人が報われるわけでもなし。
私なんか、情は薄いは、つっけんどんやは…
まあ、何事も淡々と、こんなもんやろ…で暮らしている。

12/8朝日新聞朝日歌壇に友だちの詠んだ短歌が掲載されました。
友は言う「どんどん夫を好きになる」認知症看て七年の過ぐ

(永田和宏選)

映画【あなたの名前を呼べたなら】

2019-08-22 20:58:47 | 映画


8/21 本当は「風をつかまえた少年」を見たかったが、満席だったので、これに変更した。
19歳で未亡人になり、インドのムンバイで住込み家政婦として働くラトナ。
裕福な若夫婦のマンションでずっと仕えるはずが、結婚式当日に新婦に破棄されて落ち込む若御主人のアシュヴィン。
デザイナーになるのが夢の素朴で純粋なラトナ、アメリが留学経験もある優しいアシュヴィンはラトナの夢をかなえさせてあげたい。
互いに惹かれあうも、厳然たる身分違いインドカーストが立ちはだかる。
最後の最後まで「御主人様」としか呼べないラトナの気持ちが切ない。
女性の衣装のサリーの布地の多様な色あでやかさがいっそうやりきれない。
インド映画ボリウッドの華やかさもなく、地味も地味な恋愛映画だけど、胸に残る映画です。
で、ハッピーエンドの予感はあるものの、たぶん、結ばれないんやろなぁ。


【映画】「グリーンブック」

2019-03-20 22:51:20 | 映画

ハラハラドキドキもなく、安心して見られるヒューマン映画。
アカデミー賞も取りました。
1960年代、ニューヨークのカーネギーホールの上階の豪華な部屋に住む黒人ピアニストのドンが、差別濃いアメリカ南部の街に演奏ツアーをする。
運転手として雇われたのは、人並みに偏見を持つ仕事にあぶれたガサツで腕っ節の強い白人トニー。
気取り屋で気位の高いドンと、無教養で口が悪いが人情味のあるトニー、正反対の2人の旅が始まる。
ドライブインでケンタッキーチキンが誕生した頃です。
グリーンブックとは、南部の黒人専用のホテル一覧などが書いたガイドブックである。
レストランでのあからさまな差別や、パトカーで尋問されたり、エリート黒人の孤独と秘密、さまざまな出来事を重ねて2人は対等な友人となっていく。

クリスマスイブにようやく家族の待つ我が家に帰り、そのあと、トニーの妻ドロレスがドンにささやいたひとことにクスッ。

実話のストーリーだというのも興味深い。

秋から冬へ大平原を走る水色のキャデラック、映画館で見る至福です。

【映画】「七つの会議」

2019-02-25 20:56:08 | 映画

邦画の日本語字幕上映に合わせて見に行った。
ふつうの上映でもUDキャストシステムがある映画館で は、メガネ型端末を借りたら、メガネの視界に字幕が出る。
スマホに文字表示や視覚障害者用の副音声も聞ける。
メガネ型はうっとおしそうなのでまだ試したことはないけど。

さて、「七つの会議」
さすがに池井戸潤、登場人物が多いのに分かりやすい。
それなのにストーリーは単純ではなく、起伏があって最後まで目を離せない。
映画だから、チョイ役でも豪華配役、小泉孝太郎も1シーンのみ。
香川照之を筆頭に片岡愛之助、野村萬斎、鹿賀丈史などアクの強い俳優がズラリと並んでるが、さほど暑苦しこともない。
営業成績が全てであり、上司のパワハラも耐え忍び、組織に踊らされるサラリーマンの大変さがヒシヒシと。
副社長役が誰かわからなかったが、後から調べたら、世良公則だった。
2時間弱、あっという間に面白く見られました。

映画『バジュランギおじさんと、小さな迷子』

2019-01-25 18:00:13 | 映画

昨日、ちょうどのついでで映画。
最近、大阪や京都に出かける日にうまい具合に展覧会や上映が合って嬉しい。
わざわざ出て行くのはおっくうだし、交通費もかかるし。

インド映画「バジュランギおじさんと、…」
熱心なヒンドゥー教信徒でハヌマーン様(猿の神様)を信奉するパワン、頭は悪いけど根っからの熱血正直者、町で出会った迷子の少女を寄宿先の家に連れて帰る。
少女は母親とデリーのイスラム寺院までお参りに来て、帰路の客車で、母とはぐれてしまったのだ。
耳は聞こえるが全く話すことができない6歳のシヤヒーダーは、文字も書けないから名前もわからない。
この子の表情としぐさがめっちゃくちゃ可愛い。
心優しいパワンは少女を見捨てられず、あれこれと手を尽くす。
インドではなくパキスタンからやって来たというのはわかったものの、大使館に行くも相手にされず、国境まで送り届けてくれるという仲介者に危うくシャヒーダーを売り飛ばされそうになり、彼は自分でパキスタンまで送り届ける決心をする。
寄宿先の娘はそんなパワンを愛し理解して見守る。
パスポートもビザもないまま、印パの国境を越えようと無謀な2人の旅が始まる。
この辺りは活劇風に展開、パキスタン側に潜り込んだあとはスパイの疑いで軍に追われる身となり、助太刀のテレビレポーターと3人で死に物狂い、ようやくパキスタンの山奥の雪山を背負った村までたどり着いたが…
インド映画おなじみのダンスシーンあり、追跡劇あり、複雑なインドパキスタン政治や民衆事情に、砂漠や美しいカシミールの雪景色あり、パワンと小さなシャヒーダーの気持ちに泣け、最後は圧倒的な感動シーンで終わる。
これぞ映画の王道をゆく。

映画『パッドマン』

2018-12-24 17:55:55 | 映画

年賀状も終わって、ゆとりの2日目。
上映期間終了ギリギリで見に行けた。

2001年のインドでは生理ナプキンを使えている女性はたったの12%。
妻や妹の体を守るために、安価で品質の良いものを自力で作った男の実話に基づく物語、と言うと、身も蓋もない感じだが、サクセスストーリーであり、まだまだ偏見と因習が残るインド社会の事情や、後半はちょっとラブメロみたいなところもあり、とても面白かった。
新婚の愛する妻のためにナプキンを調達しようとする溶接工のラクシュミ、高いので妻に断られ、隠れて自作すると、妻にも妹にも母親にも親類中から恥知らずなことをするなと疎まれる。
ついには家を出て、辺鄙な田舎で一人で研究、実作を重ねるが、誰も使ってくれない。
男が生理用品を作るなんて、そら、頭がおかしいバカ呼ばわりされて当たり前。
そこに、偶然に一人の女性パリーが使ってくれて、彼女の紹介で工科大学で発明賞をもらい、簡易製造機を作って、良き理解者のパリーとインド中をまわり、ついには国連で演説、大統領から勲章をもらう。
成功者のラクシュミは奥さんのところに戻るのか、パリーと暮らすのか…
どっちにしても切ない。
で、ほんのちょっとだけど、マリーゴールドの花に囲まれてサリー姿の女たちが踊るインド映画っぽいところもあって楽しい映画です。

近年の生活発明で偉大なのはインスタントラーメンと生理ナプキンかも。