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ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

英国3つの庭園を巡る旅(7)湖水地方1

2012-06-07 17:39:37 | 2012イギリス
5/24
晴れてるかな?旅の朝はそーっとカーテンを開ける。

ウインダミア湖は白っぽく霧がかかっている。でも、朝霧は晴れの前触れというではないか。

ホテルにあった朝刊。おーおー、ずっと晴れやで。笑えてくる。(赤い文字はあとで書き込み)


どこのホテルにも出てくる豆のトマトソース煮込み。日本では絶対に食べないけど、意外に美味しく、毎朝食べてしまった。
卵、イングリッシュブレックファーストは目玉焼きでアメリカンはスクランブルエッグなんだって。 
朝食の後は9時半出発までゆっくり時間があり、ホテルの敷地が湖畔まで続いているので、下りてみた。


ちょっと変わった花がいろいろ。ハマナスやノリウツギのような花もあった。


こんなところでのんびり半日過ごすのもいいね。


だんだんと霧が薄れて、青空が広がってきた。


バスで5分ほどのボウネスの港からウインダミア湖クルーズ30分に乗ります。
お天気がいいからか、どこから湧いてきたのかと思うほど、白人のリゾート客でいっぱい。白鳥もカモも岸辺にいっぱい。



湖自体は特に変わり映えもしないし、これといったものがあるわけではないけれど、岸辺にそって絵本に出てくるような別荘やホテルが点在するので、見飽きない。
なんといっても、この上天気だし、湖上の風に吹かれているだけで気持ちいい。
湖水地方って、なんとなく暗くてじめじめしたイメージがあって、全く期待してなかったけれど、信州白樺湖をもっと上品高級自然化した感じかも。



湖の北の端のアンブルサイドのウォーターヘッドに到着。こちらも乗船待ちの観光客いっぱい。
 

さらに北へ向かうバス車窓から、アンブルサイドの街かな?


グラスミアには、イギリスの有名なロマン派詩人ワーズワースのお墓があります。
ワーズワースは日本ではほとんどなじみがないが、イギリスでは小学校の教科書に載っていて暗証されるほどの偉大な詩人だって。


この近くに、昔ながらのお店で昔の作り方の老舗ジンジャーブレッドのお店があり、ガイドブックには必ず載っている。


添乗員さんの話では特別に美味しいということもないけれど、まあ、買ってみてくださいと。
4人で1袋買って分けて食べた。うーん、本当に特別な味わいはないか。


湖水地方は3ヶ所ほど、観光して回ったが、どこへ行ったのか、なんという町だったのか、ぜんぜん覚えていなくて、今頃になって、ネットで調べたりしてヒマかかっている。
まあ、こんなブログを当てにして出かけていく人も居ないと思うので、簡単に写真だけ続きます。
英国3つの庭園を巡る旅 2012年5/22~29
1出発2ベイクウェルの街3チャッツワース(1)4お土産(1)5チャッツワース(2)6リバプール7湖水地方(1)8湖水地方(2)9チェスター10ボドナントガーデン11ポントカサルテの水道橋とストラッドフォード・アポン・エイボン12お土産(2)13キンダーミンスター蒸気機関車14ボートン・オン・ザ・ウォーター15バイブリー&ブロードウェイ16スードリー城17ロンドン

英国3つの庭園を巡る旅(6)リバプール

2012-06-05 23:17:43 | 2012イギリス

5/23
5日間ずーっと良いお天気で、夏日続きだったが、初日の午後遅く、リバプールの街に居るときに全天にわかに掻き曇り、急激に気温も下がった。
英国には「1日に四季がある」と言われる所以。


ここの港からタイタニック号が出航した。そして、ビートルズを生みだした街である。

大聖堂の上のほうも霧がかぶってしまった。


ウォーターフロントはきれいに整備されてされ過ぎて?なんだか門司港レトロと雰囲気がよく似ているような。
遠くのほうに世界遺産のタイタニック号の保険会社などの古い建物が見えた。
第二次世界大戦時にドイツの空襲のために、街の古い建物はことごとく破壊されてしまったとのこと。


1日で回りきれないほどのビートルズ関連の場所もあるけれど、たった1時間ではなぁ。ビートルズストアでビートルズのイラストTシャツを買っただけ。
どっちにしろ、私はビートルズの歌は「イエスタデイ」に「ヘイ・ジュード」くらいしかメロディ憶えてないし。

リバプールから北へ144km、湖水地方のウインダミア湖ほとりの「ビーチヒル」ホテルへ到着。
(beach「浜辺」ではなくてbeech「ブナの木」)など、どうでもいいようなことかもしれないけど、5日間、みっちりこんなイギリス話をしてくれた添乗員さんが楽しかった。
もっとも、半端の耳だから、バスのアナウンスは後ろ座席だと、6割くらい聞き取れたかなというところ。


食堂と可愛いお部屋



厚く垂れ込めた雲も途切れてきて、夕日がウインダミア湖に沈んでいく。午後8時20分。


サラダとマス料理、てんこ盛りのラズベリーやストロベリーのデザートが美味しい。生クリームの上に乗っかっているのは昆布ではなく、薄いチョコです、もちろん。
お部屋のティーセット。ゆっくりお茶する時間などあればこそ、あとで、いつか、どこかで飲もうとトランクに仕舞い込むわたくし。→仕事場で賞味しておりまする(笑)
英国3つの庭園を巡る旅 2012年5/22~29
1出発2ベイクウェルの街3チャッツワース(1)4お土産(1)5チャッツワース(2)6リバプール7湖水地方(1)8湖水地方(2)9チェスター10ボドナントガーデン11ポントカサルテの水道橋とストラッドフォード・アポン・エイボン12お土産(2)13キンダーミンスター蒸気機関車14ボートン・オン・ザ・ウォーター15バイブリー&ブロードウェイ16スードリー城17ロンドン

英国3つの庭園を巡る旅(5)チャッツワース2

2012-06-04 23:39:07 | 2012イギリス
チャッツワースの水路から下って来て、お庭のほうに回った。
草っ原には白いカタバミのような小花が広がっていて、大木の下は気持ちのいい風が吹き抜けていく。


鮮やかなツツジとシャクナゲの花が満開。



キッチンガーデンでは野菜の苗などの手入れが始まったばかり、杏?の花もちらほら。
野鳥の声もにぎやかで、ジョウビタキのような小鳥も居た。 


遠目にバラに見えたピンクや黄色の花は牡丹だった。
花の季節は日本に比べて3週間ほど遅めのGWくらい。当然、バラはまだほぼつぼみ状態。 


ノムラモミジに似た赤い芽吹きのモミジとシャクナゲ。蔓の編んだようなものはオブジェ?


チューリップも残っていた。


売店の前はソフトクリームやドリンクを飲んだり休憩の人でいっぱい。

お昼も過ぎたので、館を出て、隣にあるレストランへ向かった。

この建物は元厩だったところで、ショップやレストランに改造されている。


門をくぐると、噴水を囲む広場になっている。




食堂は厩だった場所で右のほうに馬をつなぐ金具などが残っていた。


ランチメニューはチキン料理。


デザートはベイクウェルプディング。甘い。ウチのテーブルだけ忘れられたのかなかなか出てこなくて、添乗員さんが催促してくれました。
何事もスロースロー。日本人がせっかちなんでしょうけど、短い限られた時間の観光旅行だもん、時間がもったいないし。

中にはラズベリー?のソースが詰まっていて、ますます甘い。





再び、牧草田園風景を楽しみながらバスでリバプールまで112km。

英国3つの庭園を巡る旅 2012年5/22~29
1出発2ベイクウェルの街3チャッツワース(1)4お土産(1)5チャッツワース(2)6リバプール7湖水地方(1)8湖水地方(2)9チェスター10ボドナントガーデン11ポントカサルテの水道橋とストラッドフォード・アポン・エイボン12お土産(2)13キンダーミンスター蒸気機関車14ボートン・オン・ザ・ウォーター15バイブリー&ブロードウェイ16スードリー城17ロンドン

英国3つの庭園を巡る旅(4)お土産1

2012-06-04 17:39:27 | 2012イギリス

海外旅行は旅費もそれなりにかかるけれど、なんといっても、お土産をいろいろ買ってしまうねんなぁ。
行きはスカスカのトランクも、帰りはギュウギュウになり過ぎると飛行機で重量オーバーになってしまうから、重めのものは手荷物にしたり…
Y子はやたらたくさん買いこむものだから、ちゃんと、トランクの重さを調べるためのデジタル重量計まで持ってきてて、帰国前夜は2人でトランク持ち上げて計ったのだった。
ちょうど6月2日が孫のさきちゃんの誕生日なので、今回は子どもグッズをあれこれ買い揃えて、帰ってからすぐに宅配で送ってあげた。
絵本、動物立体切込み飾り、ミニクッション、食器(ボウルは丼鉢にぴったりの大きさ)など。
さきパパとママにはそれぞれボールペンだけである(笑)
いちばんの自慢は、湖水地方のピーターラビット館で買ったアルファベットチョコ。
好きなアルファベットやイラストを7個選んでプラケースに詰められる。
上手い具合にhappy-birthdayのロゴまでそろっていたので、もう、バッチリ。
誕生日の日、さきは機関車トーマスの赤ベストと、赤い2階バス(中にマーブルチョコが入ってるみたいだけど食べさしてはもらえんやろ)が気に入ってたと写メールが来た。
英国3つの庭園を巡る旅 2012年5/22~29
1出発2ベイクウェルの街3チャッツワース(1)4お土産(1)5チャッツワース(2)6リバプール7湖水地方(1)8湖水地方(2)9チェスター10ボドナントガーデン11ポントカサルテの水道橋とストラッドフォード・アポン・エイボン12お土産(2)13キンダーミンスター蒸気機関車14ボートン・オン・ザ・ウォーター15バイブリー&ブロードウェイ16スードリー城17ロンドン

英国3つの庭園を巡る旅(3)チャッツワース1

2012-06-02 22:13:38 | 2012イギリス
5/23

ベイクウェルから20分、3つの庭園のうちの最初、一つ目はチャッツワース庭園。
ふつうのツアーでは訪れない場所だから、日本人ツアーは私たちだけだった。中国や韓国ツアーも無し。
カナダやイタリアは行く先々で日本からのツアー(JTB、LOOK、日本旅行、トラピックス、近畿ツーリスト(昔)など)とかち合って、カナダの有名ホテルでは1/3以上日本人で、友だちはちっとも外国の雰囲気がしないと愚痴ってた(笑)
しかし、さすが、人気のない?イギリス、よそのツアーとかちあったのはロンドンの大英博物館くらいかな。

すでに大勢の外国人観光客が入り口前に居て、私たちも11時の開門まで少し待った。

ここはデヴォンシャー公爵(Duke of Devonshire)の館で、貴族の館の内部と広大なお庭(100エーカー)が見られる。
広いお庭をゆっくり見て回りたいだろうから、邸内は急いで通ってくださいと添乗員のMさんのアドバイス。
写真だけバシャバシャ撮ったけど、こういう暗いところはタムロン18-250mmレンズでなく、手振れ防止付のEF-S17-55mmレンズか、NEX-5にすればよかった。


門をくぐって、↓中庭、↑館の入口


中庭を通って↑



大広間の階段と天井、ここで映画「プライドと偏見」(ひらりん映画評、ページの下)の撮影が行われた(と今、ネットで調べてわかった。だったら、もっとしっかり見とくんだった。


中国製の飾り物?


2階からはるかむこうに水路のある庭が見える。 部屋の中の扉の向こうにバスタブ










天蓋のあるベッドは最初は天井から埃やなんやら落ちてくるのを防ぐために作られて、以後装飾用になった。
ビクトリア女王が泊まった赤いベッドもあるみたいですが、ブレブレだった。図書室や彫刻ギャラりーもあった。


ダイニングルーム



外に出てみて、振り返ると館の向こうに美しい丘陵が見える。この辺りも敷地になるのかな。



大きい画像





草の上には可愛らしい野性のデージーの白い花などが点々とあり、こっちにも無我夢中で、これだから、イギリスが好きなんよなぁ。


正面には水路が伸びて、あのてっぺんまで行くよ~と3人を急がせる。
しかし、暑いのなんの。2人は雨傘を日傘にして、私は薄手のフリースを脱いで…


 
まるで真夏のように水遊びしている子どもたち


社会見学?みたいに団体で来ていた中学生も暑くて水をかぶっていた。


てっぺんから見下ろすと

花の庭園と昼食はその2に続きます
英国3つの庭園を巡る旅 2012年5/22~29
1出発2ベイクウェルの街3チャッツワース(1)4お土産(1)5チャッツワース(2)6リバプール7湖水地方(1)8湖水地方(2)9チェスター10ボドナントガーデン11ポントカサルテの水道橋とストラッドフォード・アポン・エイボン12お土産(2)13キンダーミンスター蒸気機関車14ボートン・オン・ザ・ウォーター15バイブリー&ブロードウェイ16スードリー城17ロンドン

英国3つの庭園を巡る旅(2)ベイクウェルの街

2012-06-01 23:59:52 | 2012イギリス
5/23
旅はお天気次第。少なくとも、雨だと心理的トーンはかなり下がって、気合を入れなきゃ動けなくなる。
飛行機の中で、Kさんが言っていた。「ロンドンの週間天気予報を見たら、昨日から1週間ずーっとお天気やった」と。
先週までの2週間ほどは、雨、曇り雨、雨曇り、晴れ雨、曇り、雨、曇り晴れ、曇り雨、晴れ、雨みたいな状態で、気温も15度前後。
雨対策、冬装束バッチリしてきたけど、1週間晴れってホンマかいかな?

ノボテルマンチャスターウエストホテルの朝、5時前に目覚めたら、部屋のカーテンの隙間から朝の光が…
1日目からお天気がいいと気持ちがいい。元気が出る。
ちなみに私は鈍感なのか、時差ボケはほとんど自覚しない。


食堂に射し込む光はゴールド、庭はグリーン。


ゆで卵がうれしい。パン、フルーツ、コーヒー、紅茶、ミルク、ヨーグルトの基本食が美味しい。
旅の思い出はカメラではなく、心に記憶しておこう。
と言うは易しである。そんなもんいちいち全部、向老期の心に頭に憶えきれるかぁ。
頼りは我が写真である。
少ないフリータイムでは一眼レフカメラでパシャパシャ撮りまくって、ときどきはコンデジで友だちとのスナップも撮って、で、どこに行ったか、なんという町だったか、あとから、パンフレットやネットでせっせと調べることになる。
それでも写真があれば二度美味しい。
このツアー、大きな一眼レフを持っていたのは私だけだった。3台持っていたのももちろん私だけでしょう。
そんなわけで、私は美人でもなく、スタイル良くもなく、センス良くもなく、若くもないけど、カメラ3台持ってた人居ったで、と憶えてもらってるかも。
あと女性1人がルミックスのミラーレス一眼カメラを持ってはっただけで、他は全員コンデジだった。

8時半、バスでホテル出発、マンチェスターから52km走って、国立公園ピーク・ディストリクトのベイクウェルの街へ。

煙突いっぱいのイギリスの家、煉瓦の家並には赤い車がよく似合う。


落ち着いたダークグリーンの店構え


派手なブルーの枠色でもシック。


道路の上の渡り廊下部分が部屋になっているのかな。


典型的イギリスショップの店構え。1店舗分を一色の枠の色で塗ってある。

ミニパト
けっこう派手なヤツだな。

路地 白いドア
ドアのデザインや色が楽しい。

ブルーベル 教会

時期的にはもう遅いと思っていたブルーベルが透き通るような青紫で残っていた。本物のスズラン(園芸用ドイツスズランでないの)もあった。

墓地
地震がないからこんな薄っぺらい墓石でも立ってるのね。

赤い電話ボックス
煉瓦の家には赤い電話ボックスがよく似合う。

ベイクウェルの街で初めて、イギリス通貨を使った。
(関空で現金両替したときは、1ポンドが135.58円だった。カード払いならもっと安くなる。)
小銭は持っていないので、絵葉書を5枚買って、10ポンド紙幣を出して9ポンドおつりをもらった。
(レシートが残っているので細かいことを思い出した。なんでも取っておくもんだ)
どこの国のお金もお札はわかりやすいけど、コインはわかりにくい。
すぐに覚えられるのは1ポンドコインだけだ。
2ポンド、20ペンス、2ペンスという単位があるし、イギリスコインは裏はどれもエリザベス女王だから。
今年で即位60周年のお歳86歳の女王、次期の国王は誰になるんやろね。
コインはよく見ると、発行年によって、女王の肖像が若年、中年、老年と変わっていて芸が細かい。
しかし、このコインの種類、やっと覚えた頃には、もう帰国である。
Y子は老眼気味なので、私が何回か数えてあげたり。
まあ、親切な店員さんなら、手持ちの小銭を全部さし出したら必要な分を取ってくれたりする。

ホテルでコインを並べて撮ってみた。ヒマやなぁ。旅は記録である。(笑)
左から、(2ポンドが抜けてる)、1ポンド、(50ペンスが抜けてる)、20ペンス、10ペンス、5ペンス、2ペンス、1ペニー
英国3つの庭園を巡る旅 2012年5/22~29
1出発2ベイクウェルの街3チャッツワース(1)4お土産(1)5チャッツワース(2)6リバプール7湖水地方(1)8湖水地方(2)9チェスター10ボドナントガーデン11ポントカサルテの水道橋とストラッドフォード・アポン・エイボン12お土産(2)13キンダーミンスター蒸気機関車14ボートン・オン・ザ・ウォーター15バイブリー&ブロードウェイ16スードリー城17ロンドン

英国3つの庭園を巡る旅(1)出発

2012-05-31 22:47:42 | 2012イギリス
英国3つの庭園を巡る旅(トラピックス)2012年5月22日~29日


壁紙用の大きな写真

ちょうど10年前の2002年に作ったホームページ「ひらりんBOX」のプロフィールに夢は、イギリスのイングリッシュガーデンに行きたいと書いているのがようやく実現した。
それ以前からイギリスは好きで、林望の「イギリスはおいしい」などのイギリスシリーズも全部読んでいたし、BISESというイングリガーデンの雑誌もそろえていた。けっこうハマっていた。

旅の同行者は高校同級生のY子(イタリア同行)と、仕事の同期だったAちゃんとKさん(ニュージーランド同行)の4人連れで、お互い面識はなかったけれど、ちょっとした修学旅行気分でとても楽しかった。

ツアーの定員は40名であるが、今回は38名の参加でかなりな大所帯。
1週間スムーズに動けるか、添乗員さんもちょっと気がかりだったようだけど、ほとんどの人がヨーロッパ旅行経験があるというツアー熟練者ばかりで、皆さん、旅行は手馴れたもんだった。
というのは、ヨーロッパの国の中では、イギリスはいちばん最初に訪れたいという魅力のある国ではないということである。
世界遺産は少ないし、これといった目玉があるわけでないので、イタリア、フランス、スペイン、ドイツよりは見劣りする?
それでもイギリス3回目の人も居たので、好きな人は好きなイギリス。私も大好き。
機会があれば、今度はゆっくりと、また、行きたいと思ったが、もう、付きおうてくれる友達が居てへんやろうね。

8日間のツアーでも、正味の現地観光は5日間。蒸気機関車乗車体験の場所が変わったりで、行程が行ったり来たりと無駄なところも少なくなく、散策や観光時間も短いし、着いたらもう教会もショップも営業終了のところが多かった。
イギリスは緯度は樺太と同じくらいの北の国なのと、サマータイム実施で夜の9時半ごろにようやく夕方になるから1日目いっぱい動き回れた。
が、しかし、ほとんどの店は5時に閉まる。儲ける気がないんである(笑)

で、観光の中で、どこか一番よかったかと聞かれたら、う~ん・・・どこやろ?
私はどこまでも続く緑の丘、牧歌的イギリス田園風景がいちばんだった。
バスの中でも居眠ることなく、ひたすら窓外を眺めていた。
何もないといやなんもない、美瑛か十勝的風景が延々あるだけ。
美瑛のケンとメリーの木や、セブンスターの木みたいなカッコのええのが、ふつうにそこらじゅうに生えている。
丘は緑に、石積みの境界線、木々は薄い緑や黄緑やときおり銅褐色が混じる新緑グラデーションに、サンザシの白い花が混じる水彩画の中に、ぽつんぽつんと童話の家のような農家が点在していて、どこを切り取っても絵になる。
撮ってきた写真を見たら、別にどうってことないのががっくりだけど。








全てバスの中から撮ったのでぶれている。

と、緑の丘状態に前置きが延々と続いてしまった。。。

5/22 関空には出発2時間前に集合だが、スーツケース預かりなど搭乗手続き、イギリス通貨のポンドに両替、旅行保険に入って、出国ゲートで並ぶと、残り時間はわずかになり、免税店では娘に頼まれたブランドの小銭入れを買うだけで精いっぱい。
このブランドのこの番手のこの色で、第三希望まで書いた紙を持たされてしまったから、買わねばならぬ。
買ったあとはいくらで買えたか、ケータイメールで報告せねばならぬ(笑)。
娘に借りたでかいピンクのスーツケースは、行きは中身がスカスカしてたが、帰りは荷物詰めに苦労しなくてすんだ。大は小を兼ねます。


アムステルダムまで12時間もじっと座ってられるやろうか?と心配したけど、半分くらいは友だちとおしゃべりして、ほとんど眠ることなく、到着。
海外旅行はいつも文庫本2冊ほど持っていく。そして1行も読まずに持って帰る。
ええ加減学習せえよ、と思うけど、10時間以上の飛行時間なら、やっぱり退屈で何か読むだろうと思うのね。

KLMオランダ航空の昼食と夕食、そのほかにおやつ2回、スナック菓子とアイスクリームが出た。



機内は動けないのでお腹も減らないし、お腹いっぱいになるはずが、機内食はわりと少なめだったような気がする。
それでも途中で胃が痛くなって、胃薬を飲んだ。
座席一つ一つにテレビモニターが付いていて、好きな映画を見られる。が、日本語は吹き替えだけで字幕がなかったので、見てもわからず。
関空とイギリスは直行便がないので(これだけでもイギリスに人気がないのがわかる)アムステルダムスキポール空港で乗換えになる。
なにぶん参加人数が多いので、たぶん乗換えのマンチェスター行きの早い便の席が取れなかったんだと思うけど、アムステルダムで6時間の待ち時間はちょっときついね。何のためのヨーロッパ便だか…
お土産店をざっと見て、あとはオープンカフェのようなところで、飲み物買って、しゃべったり、サンドイッチ食べたり。
目の前にマクドナルドもあって、人も少なくのんびりと時間をつぶす。


そして、偶然、たまたま、3人とも同じガイドブックを買っていた(それだけガイドブックの種類が少ないってこと)買ってないのは誰だ。ハイ、わたくしです。
フリータイムは全くないし、読んでも意味ないやろし、と、言いながら道中、せっせと借りては中身を読ませてもらったのだ。



アムステルダムスキポール空港、めちゃくち広い空港みたいだけど、降りたところから乗り換え搭乗口に近い場所でじっとしておく。
パスポート提示ゲートに時間がかかると言われていたけど、そこは通らずに直接搭乗口に行けばいいだけだった。


濃いブルーの空に少し赤味が残る10時半過ぎにマンチェスター空港到着。
マンチェスターは地方都市なので、大空港のロンドンヒースロー空港よりもイギリス入国手続きがスムーズらしく、すんなり簡単に済んだ。
10時40分ごろに「ノボテルマンチェスターウェスト」ホテルに到着。

添乗員のMさんがフロントでチェックインしてくれて、皆さんの時計を同じ時間に合わせましょう。と、だいたい10時50分でいいですか?って。
だいたいって、時刻は正確なもんでしょうが。フロントの横に掛け時計もあるし。
イギリスの時計はええ加減だから、自分たちできちんとあわせておけばよい、って。
えらい、適当なアバウトな添乗員さんだと、そのときは思ったけれど、後日・・・

イギリスというか欧米は日本の1階にあたる階はグランドGで0階になる。
したがって、2階は数字1のエレベーターボタンを押す。
私たちはみな2千番台の部屋だったのから、じゃ、3階かなと先にエレベーターに乗りこんだ人がしばらくしてもどって来た。0と1しかないって。
エレベーターの横の廊下を見たら、千番台の部屋は同じ0階にあるらしく、だったら2千番台は1階ってことだろう。で、何とか部屋にたどり着けた。
あとは、スーツケースを開けて、お風呂入って寝るだけだ。

行程
5/22
関西空港発10:30(KLMオランダ航空)=アムステルダム・スキポール空港着15:25(現地時刻) 飛行時間11時間55分
スキポール空港発21:15=イギリスマンチェスター空港着21:35(現地時刻)マンチェスター 泊
5/23
マンチェスター=国立公園ピーク・ディストクリクトのベイクウェル散策=チャッツワースハウスと庭園見学、昼食=リバプール散策=湖水地方 泊
5/24
ボウネス散策=ウインダミア湖クルーズ=グラスミア、ピーターラビットの世界館観光、昼食(アフタヌーンティーランチ)=チェスター散策=マナーハウス 泊
5/25
チェスター=ウェールズのコンウェイ ボドナントガーデン見学=スランゴレンのポントカサルテの水道橋と運河散策=昼食=ストラッドフォード・アポン・エイボンでシェイクスピアの生家観光=バーミンガム 泊
5/26
バーミンガム=キンダーミンスターで蒸気機関車乗車=ボートン・オン・ザ・ウォーター昼食・散策=バイブリー散策=ブロードウェイ散策=バーミンガム 泊
5/27
バーミンガム=ウィンチコムのスードリー城庭園見学=チェルトナム昼食=ロンドン、テムズ川クルーズ=大英博物館見学、バッキンガム宮殿=ロンドンヒースロー 泊
5/28、5/29
ヒースロー空港発9:55=アムステルダムスキポール空港着12:25=スキポール空港発14:40=
関西空港着9:15(20分遅れ) 飛行時間11時間10分
英国3つの庭園を巡る旅 2012年5/22~29
1出発2ベイクウェルの街3チャッツワース(1)4お土産(1)5チャッツワース(2)6リバプール7湖水地方(1)8湖水地方(2)9チェスター10ボドナントガーデン11ポントカサルテの水道橋とストラッドフォード・アポン・エイボン12お土産(2)13キンダーミンスター蒸気機関車14ボートン・オン・ザ・ウォーター15バイブリー&ブロードウェイ16スードリー城17ロンドン

写真の整理

2012-05-30 23:59:47 | 2012イギリス

木組みの家が美しいチェスターの街

旅の間は全く降られなかったのに、昨日、リムジンバス中で激しい雷雨。
幸い、自宅までの徒歩の間は止んでいてので、でっかいスーツケースをゴロゴロ押しながら最後の気力で帰った。
自宅に着いたら、あーっ、花が全部枯れてるやん!
すぐに水やりしたけれど、パンジーの鉢植えは復活ならず、ペチュニアは生きながらえた。
いつもなら、夫に文句言うところだけど、この1週間、家のことしてくれたからここは賢くも黙っておいた。
どうせ、パンジービオラはそろそろお終いだからね。

帰りの飛行機の中でもほとんど寝られなかったから、今朝は11時まで寝てしまい、午前中はお土産を並べて順番に写真を撮ってから仕分けして、午後はお習字のお稽古に行って、夜はさきちゃんへお土産を宅配送って、さあ、写真の整理だ。
昨日にほぼパソコンには取り込んでおいてけれど、ウウッ…ぐっちゃぐちゃ。
今回はカメラ3台(キヤノンEOSkissX3、SONY NEX-5、パナソニックのLUMIX ZX1)にレンズ3本、メモリカード5枚(大容量のを買うのを忘れた)を持って行った。
旅行途中でカメラの設定日時をカメラごとに、別の日にそれぞれイギリス時間に合わせてしまったので、パソコンに取り込んだあとで撮影日時で揃えられなくなった。
日にちも時間もグチャグチャ。
行程と日にちで写真の順序を入れ替えて、通し番号を振って…
こんなことなら、現地時刻に合わさず、日本時間のままにしとけばよかった。
というより、カメラ3台はナンボなんでも多過ぎたかも。
というわけで、ぜんぜん、旅行記が進みません。


帰国

2012-05-29 10:44:04 | 2012イギリス
コッツウォルズ、バイブリーの村。
9時半に関空到着。
リムジンバス待ち中です。
英国3つの庭園を巡る旅8日間、いやぁホントに良かったです。
メンバーに最強の晴れ女がいたといっても、みんなイギリスは寒かった、どんよりしてたというし。
しかし、現地滞在観光5日間が全て快晴。
ガイド歴35年のベテラン添乗員さんがイギリスツアーで傘不要は初めてという奇跡の1週間だって。
ということで、傘も雨合羽も替えの靴も厚手フリース、ウールタートルネックセーターもタイツも一眼レフカメラ用のシャワーキャップ3枚も…全て不要。
暑くて半袖Tシャツを2枚買う羽目に。
バラには少し早かったけど、目にしみる緑がとっても美しいグリーンシャワーの英国の旅になった。
明日から少しずつアップできるかな。