日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「常若にませ」1首

2020年08月08日 | 日記
 この世では会えないかもしれないと思っていた人から、半年ぶりに連絡がありました。家族の大きな出来事、転居、転勤が重なり、忙しかったようです。ちょうど都合の合う日時、場所があり、2年ぶりくらいに会食しました。
 身辺の変化に加え、信仰上の大きな変化もあったとのこと、短期間に新たな経験をしたことから、初々しさと成熟が不思議な混ざり方をして、この世の年齢を超えた、永遠の若さに至ることが予感されました。

うつしみに またおうべくも おもわざる いもがおもざし とこわかにませ
現し身に また会うべくも 思はざる 妹が面差し 
常若にませ

(この世ではもう会えないかもしれないと思っていた人に、嬉しいことにまた会うことができました。しばらくぶりに見た貴女の姿と心は、新鮮と成熟の混ざった、永遠の若さに近づいているようです。)

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