きのうの「恋しくば」の歌、最後の七文字を、掛詞になるよう、推敲してみましょう。「貫きてみよ」を「いとほしてみよ」とすると、「射通し」と「愛ほし」が二重化し、かつ音の響きの激しさが、やや和らぐように思います。
貴方はどちらがお好きでしょうか?
こいしくば こころのはだに ふれてみよ わがたましいを いとおしてみよ
恋しくば 心の端だに 触れてみよ
我が魂を 射通してみよ
(私を恋しく思うのならば、そんな気弱な言葉ではなく、もっと激しい言葉で、私の心の端にでも触れてみなさい。激しい言葉で私の肌に触れ、矢のような言葉で私の魂を貫き通してみなさい)
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日守麟伍ライブラリ
くりぷとむねじあ歌物語
くりぷとむねじあ和歌集
古語短歌への誘い
貴方はどちらがお好きでしょうか?
こいしくば こころのはだに ふれてみよ わがたましいを いとおしてみよ
恋しくば 心の端だに 触れてみよ
我が魂を 射通してみよ
(私を恋しく思うのならば、そんな気弱な言葉ではなく、もっと激しい言葉で、私の心の端にでも触れてみなさい。激しい言葉で私の肌に触れ、矢のような言葉で私の魂を貫き通してみなさい)
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