日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「恋しくば」推敲

2016年03月02日 | 日記
 きのうの「恋しくば」の歌、最後の七文字を、掛詞になるよう、推敲してみましょう。「貫きてみよ」を「いとほしてみよ」とすると、「射通し」と「愛ほし」が二重化し、かつ音の響きの激しさが、やや和らぐように思います。
 貴方はどちらがお好きでしょうか?

こいしくば こころのはだに ふれてみよ わがたましいを いとおしてみよ
恋しくば 心の端だに 触れてみよ
我が魂を 射通してみよ

(私を恋しく思うのならば、そんな気弱な言葉ではなく、もっと激しい言葉で、私の心の端にでも触れてみなさい。激しい言葉で私の肌に触れ、矢のような言葉で私の魂を貫き通してみなさい)

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