きまぐれ日記

高知県室戸市の地域情報と写真などの趣味の話。時々エッセイ風に。

核から逃れられない日本

2014年02月02日 10時00分05秒 | 日常
本日、室戸市春の観光びらきですが、天候が安定しません。晴れ間もあるのですが、小雨も降っているような状況です。

しかし、たぶん、予定通り、観光びらきのイベントは開催されると思います。

新聞では、大きく原発反対の記事が掲載されていました。

東京都知事選挙で、脱原発が話題になっているので、このように大きな記事になったのだと思います。

稼働中の原発が電源を失った時に、燃料棒が溶けてしまい、放射性物質が大気中に拡散し、または、土壌にしみこんで、海に流れ出る。

このことは、東日本大震災で、充分に理解したと思います。

稼働していない原発も、電源を失った場合は、使用済み燃料棒の冷却ができなくなり、放射性物質が大気中に拡散し、土壌にしみこみ、海に流れ出る。

稼働していない原発の場合は、燃料棒が冷却できなくなっても、燃料棒の温度の上昇が、稼働中の原発より、時間的には余裕があるから、その間に電源を確保すれば、放射性物質の拡散を防ぐことができる。

稼働を停止している原発も、危険であることにはかわりない。

完全に廃炉にするには40年ほどかかる。

これから、すべての原発を廃炉にする作業をして、40年後にやっと、日本は原発のない国になる。しかし、大量の使用済み核燃料が残る。この保管場所が、大地震で破壊されると、放射性物質が大気中に拡散される。

実は、稼働中の原発より、青森県の六ヶ所村のほうが危ない。あまり、報道はされていないようだけど、ここで、大震災が起こると、福島の原発の事故の比ではない惨事になる。

つまり、原発が稼働していなくても日本では、核の危険度は変わらない。

脱原発とかそういう問題では、すでになくなっている。

日本も、他国も、核を安全に扱う技術を開発するべき。核に対する、技術革新が重要であって、ただのイメージ戦略的に原発がなければ安全だと思うのは間違い。

日本には、膨大な使用済核燃料が存在する。

原発が稼働していなくても、電力は足りていると思われかもしれないが、これは、節電と、過去の遺産である火力発電所をフル稼働している結果であって、電力供給は不安定である。

景気がよくなって、製造業が製品を増産する場合は、今まで以上に電力を使うことになる。

しかし、電気料金が高く、電力の供給に余裕がないため、国内で生産をあきらめて、電力の供給の心配のない海外で生産する企業が増えているのが現状。

火力発電所をフル稼働するために、原油、ガスにほぼ4兆円が使われている。

日本の原発が止まっていることによって利益を得るのは石油メジャーである。


一般家庭では、電気料金が上がり続けることになる。

原発が稼働しても、稼働していなくても、災害列島の日本では、核物質の汚染による危険からは逃れられない。

大切なのは、核を安全取り扱う技術革新である。

福島の原発が廃炉になるころまでには、核を安全に取り扱うことのできる技術が開発されていることを期待する。












 人気ブログランキングに参加しています。このブログを気に入ったらクリック御願いします。
にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログへ
にほんブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。