台風に備えて

室津新港では、台風に備えて、漁船は、岸壁からは少し離れるようにして、係留します。波によって、船体が岸壁に衝突しないようにするためです。

直接岸壁に係留できない漁船は、港の中ほどに係留します。こういうふうに係留すると、船から岸壁まで、どういうふうに戻るのだろうかと思うのですが、空を飛ぶことはできませんから、当然、泳ぐことになります。船から泳いで岸に上がります。

台風が接近するたびに、こういう光景が見られます。室津新港は、避難港のため、比較的、波の影響は少ないのですが、数年前の死者が出た台風では、防波堤を完全に波が超えてきました。小さな港では、港の中で、船が転覆するという、信じがたい光景が見られました。そういう光景は２度と見たくはありません。



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