きまぐれ日記

高知県室戸市の地域情報と写真などの趣味の話。時々エッセイ風に。

龍馬伝の土佐弁

2010年06月01日 13時08分12秒 | 日常
龍馬伝で土佐弁を耳にしている高知県民は、現代の土佐弁とは少し違うと感じているかもしれないと思います。

150年前の土佐弁と現代の土佐弁は少し違うといえば違うのでしょうが、ドラマの土佐弁は、どうも語気がやわらかい感じです。

現代の高知県人が普通に喋っている土佐弁を聞いたら、県外の方は何を喋っているのか理解できないかもしれません。

龍馬伝で聞かれる土佐弁で気になるのは、『おんし』とか、『おんしゃ』という二人称の言葉です。

現代の高知県民はあまりこの二人称は使わないと思います。


ふつうは、『おんしゃ』のかわりに、『おまん』という二人称を使うと思います。

龍馬伝では、『おまさん』となっていますが、これはさらにやわらかくて、丁寧で、敬語のようです。

敬語といえば、『おんしゃ』、『おんし』も敬語ではないかと思ったりもします。

『おんしゃ』を漢字にすると、たぶん、『御者』になるような気がするのですが、どうでしょう。

それに対応する一人称は、『拙者』だろうと思います。

『おんし』は、『おんしゃ』が短くなったものだろうとは思うのですが、これは独立した言葉だと考えると、『御氏』と書くのではないかと勝手に解釈します。

龍馬の土佐弁といえば、『ほたえな』が有名になっていますが、これは近江屋での暗殺の場面で登場すると思うのですが、それ以外の場面でも使われるかも知れません。

『ほたえな』は騒ぐなという意味ですが、現代では日常的にはあまり聞かれません。

『ほたえな』には別の意味もあるようですが、たとえば、『馬鹿なことを言うなとか』とか、『そんなことはあるはずかない』といった意味らしいですが、現代では、『馬鹿なことを言うなという意味には使わないと思います。 

県外の人には龍馬伝の土佐弁はどんな風に聞こえるのでしょうか。





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
高知市からちょっと西のほうですが (may)
2011-02-12 16:22:31
うちの田舎では私が中高生の頃男子が「おんしゃぁ」と日常的に使ってました。

まあ、ちょっと語気が荒いので大人しい子や女の子は言いませんね。
最近の子供はどうかわかりませんが。

「おまん」はおばあさんたちがよく使ってたなぁ。なつかしい。

「ほたえる」は子供が騒ぐ時によく使われてました。
「ほたえたらいかん!」としかられたり。
今でも使いそうなんだけど、最近は使わないんでしょうかね?

なんか懐かしくてついコメントしました^^
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土佐弁 (管理人)
2011-02-14 13:00:30
こんにちは。

『おんしゃあ』は、語気が強いですが今でも、言わない事もないと思います。

『おんし』のほうがよく使われると思います。

『おまん』は、今でも 普通に使われていると思います。

『ほたえる』も、今でも普通に使われていると思います。

土佐弁には、現代の高知県民が聞いても分からないような言葉もあります。

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