今年を見逃すと、2年後まで、見ることができないので、何とか時間を作って、吉良川の御田八幡まで行ってみました。
目当ては、御田祭の演目の中でも、もっとも、盛り上がる、『酒絞り』でしたが、御田八幡宮に到着した時は、午後3時頃で、ちょうど、『酒絞り』の演目が終わったところでした。
あと30分早く、到着していれば、『酒絞り』を見ることができたのですが、残念です。
今朝の高知新聞には、『酒絞り』の場面が掲載されていました。
『酒絞り』は、参加者が激しく動きまわるので、本殿の柱と柱の間にロープが張られます。
まるで、レスリングのようですが、なぜ、ロープが張られるかというと、激しい、人形の争奪戦で、舞台から落ちた方がいたために、ロープを張るようになったということです。
ロープが張られると、舞台の下から見ているカメラマンからは、ほとんど、撮影できなくなります。
2年後、自分を取り巻く環境がどうなっているかは全く予想がつかないのですが、2年後にまた、『酒絞り』の演目を見に行こうと思います。
昨日、現地に滞在した時間は、30分程度で、『田刈り』と、『小林』の演目だけを見ました。
御田祭は、田楽とか、能、猿楽の要素が含まれているのですが、15ほどの演目の中でも、『小林』の演目は、御田祭がいつ頃から行われているのかを知るための重要な意味があります。
能の演目にも『小林』が登場するということで、『小林』は、能が確立される初期の演目だということで、御田祭が鎌倉時代の初期から続いているのだということが分かります。
800年前というのは、御田八幡の近辺がどのような様子だったのかまったく想像がつきません。
『小林』というのは、小林上野守是成の幽霊で、戦いの様子を演じます。
小林上野守是成がどういう人物なのかは分かりません。
幽霊が主役になって演じるというのは、現代的な感覚ではおかしく思うのですが、能では、幽霊とか、動物とか、生身の人間以外のものが主役になることが多いようです。
シェイクスピアのハムレットにも亡霊が登場します。
『田刈り』、と『小林』の演目を動画にしました。
御田祭を見たことがない方は、演目がどういうふうに演じられるのか分かると思います。
全体に、ゆるい感じで演目はすすんでいきます。
http://zoome.jp/goodman/diary/17/
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