きまぐれ日記

高知県室戸市の地域情報と写真などの趣味の話。時々エッセイ風に。

新村不動をPR

2012年01月16日 10時20分03秒 | 観光スポット
新村不動をPRしようという活動が始まっているようです。

なぜ、いまさらなのかという感じもします。

新村不動(行道不動)は、室戸岬の御厨人窟と並んで、空海が修行した場所であるにも関わらず、お遍路さんの多くは、新村不動に参拝することもなく通り過ぎています。

新村不動に、『寅さん地蔵』があると思っている観光客もいるようですが、寅さん地蔵は、安芸市の、伊尾木にあります。寅さん地蔵に関しては、のちほど記事にします。

修行の場としては、御厨人窟より、新村不動のほうが、よほど、ふさわしい光景です。

新村不動の洞穴は、狭くて、断崖絶壁の場所にあります。

今では、人が歩ける道があるのですが、1200前は、人の歩ける道などなかったと思われます。

岩にしがみつきながら、洞穴に向かったと思われます。

空海の霊跡として重要な場所を今頃になってPRしようというのは、やはり、新村不動のすぐ下の海岸が、世界ジオパークの室戸ジオパークの見どころの一つになっているからだと思います。

新村不動のすぐ下の海岸には、天然記念物にしたい、『リップルマーク』があります。

しかし、新村不動から、リップルマークまでは、道はありません。

それとも、道を造っているのでしょうか。

新村不動の境内では、何やら、工事が行われています。

新村不動のPRというよりは、室戸ジオパークのPRのための、ガイドの養成をしようとしているのでしょうか。

『室戸ジオパークビジターセンター』からは、新村不動までは、600メートルくらいの距離があります。

ガイドが、ビジターセンターに常時待機していたとしても、新村不動まで移動するには距離があるので、不都合です。

新村サイトをガイドが説明するのは、少し難しいような気もします。

新村は、ガイドが説明できても、黒見サイトになると、歩道もないし、距離も長過ぎて、どこに何があるのかも分からないので、さらに、ガイドは困難になるでしょう。

新村サイトでは、ジオパークの奇岩を前景にして夕日が見られます。

しかし、写真に撮ると、岩と夕日の露出差がありすぎて、岩は真っ黒になります。

HDRを使えば、岩と太陽の露出をうまく出すことができるのですが、そういう写真は、『だるま太陽フォトコン』では、全く、評価されません。

これは、おかしいです。

写真の主流は、完全にデジタルです。

フィルムではできないからといって、写真表現の新しい手法である、HDR的写真を全く無視するのはおかしい。

HDRは、カメラの機種によっては、カメラ任せで、簡単に撮れます。

デジタルの世界ではそういうことが、普通のことになっています。

露出差の大きい太陽を撮影するからこそ、HDRは積極的に使うべきです。




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