故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

想いをつづる

2018-11-24 07:36:04 | プロジェクトエンジニアー

どやうまいぞ。
魚がにらみつけています。
せっかく釣り上げた魚です。
美味しくいただくのが恩返しです。


なにしろ、毎日書きたい。
今日のテーマは、「想いをつづる」です。
私のブログの読者数は、2桁です。時々3桁になります。
ほとんどが知り合いです。

あいつはどうしているのかな。と読んでくれます。
こうしているよ。と書いています。

寒くなりました。
地域の皆さんは、外部の水道管のヒーターの電源を入れました。
冬タイヤに替えしました。
水洗いの手に入念に馬油を摺りこみます。
ここへ来た当初は、やる気をなくす寒さだと表現していました。
今は、こうしてああしてなんでもない。
むしろやる気さえ出てくるようになったから不思議です。

物事の考え方を整理しようと始めたブログです。
故郷に恩返しができないかとも思いました。
直接の仕事はできないが、故郷賛歌の小説を書いたり、
その地の良さを再発見するソフト(アイデア)をつづれば、
間接の恩返しができるのではと始めました。

恩返しは、どこでもできると考えるようになりました。
お世話になったあの人この人ではなく、目の前の方に返せばよい。
巡り巡って、恩返しはわが子にも通じることになる。

狭い世界(エンジニアリング)で生きてきました。
一度でも失敗すれば、会社を辞める覚悟でした。
一回の失敗は、億単位の損失を会社に与えるからでした。
常に、自分がいただく報酬の3倍は会社に還元したいと思っていました。
多くの同僚に支えていただいていたからです。
プロジェクトは、わが子と一緒でした。

「想いをつづる」ことは、私にも芽生えてきた老害を防止する手段にもなりました。
成功体験(Know-how)もすぐに底をつきました。
おもしろい話も、記憶から遠のいていきました。
今を生きる。寒い暑いと真剣に生きる。
試される毎日が、現実です。
同じ話をしないぞと、気にかかる事象やほんの出来心を針小棒大の記事に仕上げています。
毎日続けることで、お前はその程度かと思い知らされています。

生きている限り、工夫を重ねなければなりません。
母は、80歳を超えて重い箪笥を一人で動かしました。
箪笥の下に座布団を入れて動かしたのでした。
驚く私に、にんまりする母の顔が浮かびます。

くっつき虫 私もむより 柿をもめ

2018年11月24日
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夢で悩まされる

2018-11-23 04:41:16 | よもやま話

タイトルは、新横浜の夕暮れです。
何を考えていたんでしょうね。


どうやら、毎日夢をみるようである。
夢とうつつの境がなくなってきた。
今日のタイトルは、「夢で悩まされる」です。

夢のなかで、こうしなきゃと思い込みます。
起きだして、やらなきゃと思ったことを覚えていて実行しようとします。
そんな約束をしたこともないことが、妻の言葉などから明らかになる。
やれやれです。

あまりにも馬鹿々々しい。
忘れようと、洗濯ものを干すことにした。
ものほしのバランスをとるためにハンカチの一枚をどちら側に干すか検討する。
朝の冷え込みで、今日は晴れると勝手に思い込み外に干す。

いただいたほうれんそうを茹でる。
夕飯の残り汁の味をみて、納得して煮込みうどんを作る。
朝ドラの時間を配慮しながらの作業である。
こんな繰り返しで、やっと今日の始まりにたどり着ける。
(11月22日記)

さて、「夢で悩まされる」の続きを書こう。
歳をとったら夢はなくなるかと言えば、そうでもない。
寝てから見る夢のことではない。
こうであったらよいな。
こうしたいな。
と思うことである。
何々になりたいとは思わない。
それは、もうさんざんやってきたこと。
なりたいこと、やりたいことは今日や明日のことであり、
総じて夢のレンジが短くなった。今があって、次がある。
夢というのは、とてつもなく長い距離を進むことで、忍耐力と集中力が不可欠である。

この頃は、こうありたいと日々思い、
その延長線にたまたま嬉しいこと(夢)が転がっている感じである。
明確な工程表を引けないでいる。
季節と共に生きる。

生活に追われる中でも、あれだけはしたいと思う自分がいる。
しておかなければならぬが、近い心境である。。
困難さが見えすぎるだけに億劫になる。
迷い道はなくて、ストレートである。
頂上直下の急な坂を迂回することはない。
夢を持つがゆえに悩ましくなる瞬間である。
もういいんじゃないという自分との葛藤である。

寝ても覚めても、
「夢で悩まされる」でした。

朝焼けを 迎えてすぐに 夕焼けか

2018年11月23日
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一路東へ

2018-11-19 06:02:22 | よもやま話

今日のタイトルは、「一路東へ」です。
こんなに忙しい時でもブログを書いていこう。
ほとんど病気です。

義兄が亡くなって早4月です。
今回は、9月に片づけたときに出たごみ(50リットルx200)を出します。
川崎市の清掃センターから近くまで引き取りに来てくれます。
ケーブルテレビの配線・器具の引き取り立ち合い、片づけです。

今回の旅は、西へ向かいます。
「一路東へ」とタイトルが浮かびました。
遠い所へ出かけるのは、常に東でした。
広島から上京する意識が頭のなかにこびりついているのです。
東には楽しいことがあると思い込んでいました。
太陽があがるのも東からです。
東と聞くとわくわくしました。
都会イコール東みたいな感覚です。

東京で長く暮らしました。
今は、東京からさらに東で暮らしています。
東京に行くのは、意識としては東です。

仮にアメリカ回りでヨーロッパに行くとしても、意識は西へ行くです。
幼いころから見てきた世界・日本地図が、頭のなかに張り付いているのです。
地球儀をみて暮らしていたら、意識は変わっていたでしょう。

日頃から計算高く、効率的にと、常に頭は働きます。
その結果、長い間にインプットされた意識を変えようとしません。
そんな阿保なと言っても、染みついた長年の意識は苔が生えた如く変わらない。
そんなことは、他にもあるんじゃないかと考えています。

箸を持つ手は右という具合に、親から子へ、子から孫へ。
なんか変だぞと思わない潜在的意識です。
日本人だから当たり前みたいな感覚が他にもあるのでしょう。

もういい加減にしたい。
常識なんて、誰が作って引き継いできたのか。
紙を表から見ることばかり繰り返すと、裏から見たとき違和感を感じる。
この歳になったんだから、ひねくれて裏からばかり見る癖を新たにつけようと思う。

無知の知。
きっと、人生二度美味しいみたいな感覚になるでしょう。

飴玉は なめてなんぼと かみ砕く

2018年11月19日
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助ける

2018-11-18 11:33:08 | プロジェクトエンジニアー

今日のテーマは、「助ける」です。
人の荷物を持ってあげる。
悩みを聞いてあげる。
性悪な女の罠にかかっても、かかったふりをしてあげる。

助けるようで、助けてはいない。
助けるとは何か。
手を出さない勇気です。
黙って、そばにいる。
転んでも、起き上がるのを見守ってあげる。

2015年3月1日投稿記事「手を出さない勇気」では、
若い女性のタレントの方が
「大人とは」の問いかけに、
「手を出さない勇気を持つ人になること」と答えられていました。
(中略)
若い人に、良いことを教えていただきました。
名も知らぬあなた、ありがとうございました。

2018年8月26日投稿記事「手を出さない勇気(Part2)」では、
マツダを技術畑の役員が再生した。
そうではない。
上の者(社長でしょうか)が、自由にものが言える場を創ってくれた。
「ここまで言って良いのか」と思わせてくれた。
後輩は、「ここまで言って良いんだ」と知った。
知恵がとめどなく出てくる。次から次に。

「手を出さない勇気」という斬新な言葉を若いタレントから聞いた。
それが、大人なんだとも。
Part1でのことです。
私は、その言葉に触発されて、わが身を振り返った。
マツダの技術畑の役員が、社長や並み居る先輩役員に噛みついた。
部下たちは、それをみて、ここまで言ってよいんだと知った。
Part2のことです。

「助ける」を考えるとき、相手のことをとことん気遣うことではないかと思ったりする。
「助ける」には、どこか高所からやってやるというニュアンスが透けて見える。
少なくとも、させていただきますではない。
この文章の冒頭文の文末の言葉「あげる」が著している。
悩みを聞かせていただきますと、告白を受ける神父のごとく誰が思うのか。

自由に話せる場を作る。
場を与えられたなら、自由に話さなければならない。
どちらも、素晴らしい。

直接的に助けるのではなく、どうしてそうなったのかを考えて、障害を取り除く。
風通しの悪さが原因で常に一歩出遅れてしまう会社があれば、
社長自らが、檻のような社長室を出て席を一般社員の隣に移すようなひらめきです。

「助ける」とは、一歩とどまることを言う。
どうして、なぜと自らに問いかける。
悩みを抱えたその人が、自ら答えを見つけるまで、そばで聞くのです。
今度は、こうしてみると言わないまでも、心では思っているかもしれない。

こうしたらとアドバイスをしたら、即戦的には速攻で解決するかもしれない。
しかし、きっともう一度同じ質問を受けることになるでしょう。

もっと大人にならなければならぬのは、私自身です。
自らを助けるキーワード探しの日々です。

2018年11月18日
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あなたは休めますか(Part4)

2018-11-17 05:48:12 | プロジェクトエンジニアー

タイトルは、寝そべる女です。


今日のタイトルは、「あなたは休めますか(Part4)」です。
過去3回の投稿記事「あなたは休めますか」では、休んだ方がよいと書いています。
何かをやりたいことがあれば、すぐにでも始めた方がよいとも書いています。
やりたいことや、休みたい動機は、休んでやってみれば、案外深刻な悩みではなかったのです。
休んでみなければわからない。やってみなければわからない。

今日は、「休みたいけど休めない」、「やりたいことがあるけどできない」ことについて書きます。
仕事をしていれば、責任がある職務についたならさらに休めません。
退職したらやりたかったことをやる。
それでもよいかなと考えます。
私は、プロジェクトエンジニアーを40年やりました。
子どもの誕生日祝いにはいつも仕事をしていました。
やりたいことなんて封印していました。
まずは生活、次に仕事でした。
つかの間の安楽(飲む打つ買う)で濁していました。
それしかなかった。できなかった。手っ取り早くうさを晴らした。
そのつけは、推して知るべしです。
そんなの後悔のうちには入らない。

地縁血縁のないこの地に来て、多くのことに気づきました。
ここにたどり着けないで人生を終えていたらと、怖れさえ覚えます。
築きあげたすべてを捨てて、人生の再スタートをこの地で切った。
あれがない、これがないと、この地でも同じことです。
何にもないのがよい。
と言い切れるには、私の生きざまが深く関わっています。
しがみついた、あの感覚がリセットされた。
もう一度、初めからと思えた。
そして、生きてきた線路のあちこちで成してきたことが全て生きる感覚をおぼえた。
なんにもなくてよいじゃない。
こだわっていた何かが崩れていった。
がれきの山を見て呆然とはしなかった。
また勇気が湧いてきた。
なんとかすればよい。
少しずつなんとかなってきた。

「休みたいけど休めない」、「やりたいことがあるけど、できない」と思っていた。
それさえもリセットされた。
「休むことは必要ない」、「やりたいことなんて何にもない」と思う自分がいる。
生きることに真正面から向き合っている。それで十分なのである。
会社で生き抜く、家庭を守るなどという仮の姿とは程遠い。
そして余力があれば、何かをしたいと思っていたこそさえ忘れてしまった。
思い通りに生きている。
しがらみを感じない透明感がある。
目の前のことに没頭できる。
暮らし全般が楽しい。生きることそのものが楽しい。

ないものねだりの人生です。
ないことこそ、フリーダムです。
休みたい、なにかがしたい。
違う自分がいるんだぞと言い訳をしているようなものです。
生きる。
それ以外は考えられない。
ぬくぬくと生きられない。
それでよい。
なんとかしたいとあがくような毎日です。
それでよい。
こうであったらよいな。
と格闘する毎日が素晴らしい。
やれば、目に見えるのが楽しい。

「あなたは休めますか」と問われたならば、
毎日休んでいます。と言い切れる。

恋焦がれ ならぬが日々の 暇乞い

2018年11月17日
<<参考>>
「あなたは休めますか」というタイトルで過去3回書いています。

2017年11月10日投稿記事「あなたは休めますか(Part3)」では、
「ありときりぎりす」の話がありました。
長い間、ありのように努力しなければならないと信じていました。
この頃は、きりぎりすこそ本当の生き方をしていたんじゃないかと思います。

2017年8月30日投稿記事「あなたは休めますか(Part2)」では、
置いていかれると、焦る気持ちが無駄なことです。
誰も心配などしてくれていない。
あなたがいなくても、会社は回ります。
さっさとやりたいことをやることを勧めます。
(中略)
少しの時間でも良い。始めることです。やってみたら、案外つまらないことかもしれない。
何十年も夢を温めることなんてできない。
きっと状況が変わっていますから。

2017年6月21日投稿記事「あなたは休めますか」では、
時として、頑張らない方が良い時があります。
休むことを選択できない事情があります。
せっかく乗った列車から降りられない。
目的地まで時間通りにたどり着けない。
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