故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

あなたは休めますか

2017-06-21 07:38:26 | プロジェクトエンジニアー

冬空に裸のブロンズ像を視ました。
寒くなーいとタイトルをつけました。


この人を使ってくれと、一人の人物を紹介されました。
育ててくれとも言われました。
設計担当の部長さんからの依頼でした。
2か月間、一緒に仕事をしました。
私が求めている人材は、マルチタレントで何でも面白がる人でした。

長い間、食品プラントに関わってきました。
3%の利益率で、長年続けるためには新しい工場にかける予算は限られていました。
携わるプラントエンジニアーも、なんでもやれる人でなければなりませんでした。
その方は、設計能力も自分で提案する力も不足でした。
前向きにやれる人であれば問題はありません。
オンジョブトレーニングで若い人は育ちます。
目の前の複雑な過程を短期間にこなすことが出来ない人だとわかりました。
言われたことは、真面目にこつこつと実行できる人でした。
元の設計部に帰っていただきました。
ほどなくしてその方は退職されました。
その人にとってはその方が良かった。
しばらくして再会したら、小さな会社で生き生きと仕事をされていました。

今日のタイトルは、「あなたは休めますか」です。
時として、頑張らない方が良い時があります。
休むことを選択できない事情があります。
せっかく乗った列車から降りられない。
目的地まで時間通りにたどり着けない。

目的地は何なのでしょう。
時間通りとは、誰が決めたのでしょう。
本当に漠然としたあやふやなものです。
走り続けるしかない。
そうして停年退職の日を迎えます。
無理が祟り、身体はぼろぼろ家族関係はがたがた。
退職したら、やりたかったことを苦労をかけた妻のためにと
プランを温めてきました。
妻は他界し、やりたいことも難しすぎてできない。

あの時休んでいたら、転職していたら。
給料は下がっていたかもしれないが、今のようなことはなかった。
「熱中症」は、もうちょっとと頑張るから起こります。
連絡しようにも身体が動かない。頭が回らない。
経験したことのない痙攣が身体に起こります。
あの頑張りは何だったのか。
後悔するも、次から次に身体に変調が起きます。

あなたは休めますか。
休めるとよいですね。

苗に水 いつしか雨に 風呂わかそ 

2017年6月21日
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