今日のテーマは、「点から点の生活(Part4,時間編)」です。
東京だけが、人口増加を続けています。
毎年100万人以上の人が東京に移住しています。
各地の中心都市も人口減少に歯止めがかかりません。
札幌、名古屋、大阪、神戸、広島そして福岡も人口が減少しています。
ほんの一部の地方都市が、かろうじて横ばいです。
東京に移住するのは、女性が多い。
それも若い女性が多い。
なぜそうなるか。
各地の中心都市の駅前を見ればわかる。
どこもおんなじです。
ミニ東京を目指し、全国展開するコンビニチェーンとおんなじ都市作り(定番化)をする。
つまり、地方都市には若い女性をひきつける魅力がない。
若い女性が求めるファッションがない、仕事場がない、生きていくうえでの機能が不足している。
地方の中核都市には、交通網もあるしそれなりの文化もある。それなのに皆東京を目指すのはなぜか。
地方都市には、大学が少ない、求める学科や選択の多様性が少ない。
今日は、「点から点の生活(Part4,時間編)」です。
東京に移住した女性だって、年齢を重ねるとUターンやIターンを考えます。
地方都市にその受け皿がない。
移住を迫ることを止めて、一時期だけ生活する場を創れば良い。
家族の歴史は、出会いから始まり、家族が増えていく。
子育ての時期だけ、地方に住む。
地方では、中学校までは近くに学校が存在します。
自然は豊かで、都会に住む子供が憧れる遊び場がたくさんあります。
地方に住めば、都会から週末地方へ出かけることもない。
子育ての時期だけ、子供を預け働ける場所があれば良い。
働ける場所がない。
田舎に地縁血縁が無くても生きていけるコミュニティーを作れば良い。
閉鎖的な田舎の仕組みに入りやすく、誰でも生活できる工夫をする。
住むのがニ三年でもよいではないか。
都会の自由度は、家族の理由にあわせて、どんどん住み替える利点がある。
余っている畑を無償で貸せばよい。
なかには、通勤時間が少なくなった分、農業をする人も増えてくることでしょう。
道具も機械も無料で貸せばよい。
眠っている家財道具も含めて、空き家を無償で貸せばよい。
新たに、箱物(市民アパート)を作る必要は無い。
子供が成長すれば、都会に出て行ってもよい。
都会に出た子供が帰って働ける場所を確保しなければならない。
そのために、地方の銀行(信金など)が起業の手助けをすればよい。
特に若い女性への投資を始めれば良い。
若い女性が、興味を持てる文化の継承を引き受ける。
地方には文化があり、継承者がいない。
若い女性が、文化を育み新しいファッションを作れば良い。
地方行政に若い女性を多用すれば良い。
地縁血縁に縛られている行政の突破口になるはずです。
若い女性が多く住む地方には、男たちが厚い視線を送る。
男達も、親世代に甘えるのをやめて自立すればよい。
親子三世代のために建てた家に、若い他人の家族が住んでもよいと覚悟を決めたらよい。
先祖代々の土地(畑、たんぼ、家)を興味がある若い世代に渡したらよい。
だって、自分の家族(子供、兄弟)は、農業に興味がなく他の職業を選ぶかもしれない。
どんどん、他人に明け渡した方がよい。
時間が来たので、いったん筆をおきます。
2017年10月19日投稿記事「点から点の生活」では、
都会だけかと思いきや、田舎でも「点から点の生活」でした。
まだここに住んで一年の私の方が、いろんな人に会っている。
生活するうえで、会う必要がないからです。
また会えない。どこでゆっくり時間が過ごせますか。
全ての施設が目的別に仕切られています。
(抜粋)
2017年10月31日投稿記事「点から点の生活(Part2)」では、
なぜ移住をしろとせまるのか。
子育て世代は、時間が欲しい。
時間短縮(通勤時間をセーブ)が必要な人に、
一時の間(幼稚園から中学まで)だけ、この広い土地を貸してあげたらよい。
移住なんていわない。
ライフスタイルに合わせて動けば良いのです。
そのためには、骨格だけはしっかりした家づくりをしなければならない。
(抜粋)
2018年5月17日投稿記事「点から点の生活(Part3,都会編)」では、
点から点の生活は、都市住民のコミュニケーションを破壊しました。
村では、生活のために道をつけました。
各自が所有する土地を村に差し出しまして道ができました。
古い街には、袋小路が多く存在します。
通り抜けができない道の価値は低い。
都市の生活は、基盤ごと点と点の生活です。
子供を育てるために幼稚園に入れ、学校へと進学します。
ママ友はできるが、子供の進学先にあわせて新たなグループが出来上がります。
子供が卒業したら、ママ友は赤の他人になります。
町内会で決めたことは、アパートに暮らす住民には適用されないことが多い。
定住しない人には、回覧板も回ってこない。
(中略)
田舎に居たって、外に出なければ何も始まらない。
畑で草取りをしていたら、苗を植えていたら通りがかりの人と会話が始まる。
ゴルフ(運動)をしたら、仲間と飲めばよい。
会社の人とだけ飲むのはやめた方がよい。
なんの利害関係もない人と付き合うことです。
付き合うことで、知恵がつく。
経験者もそうでない人も、気軽に相談にのってくれます。
都会に住んでいて、知り合いになっても玄関までの付き合いです。
家の中まで入ることは稀です。
家の中にはいることが出来るまで、付き合いを深めることです。
飲めない人(妻など、家族)も一緒に飲み食いをすることです。
会社で偉くなくても、地域ではなくてはならぬ人になることです。
また、そんな人と付き合うことです。
2018年11月26日