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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

点から点の生活(Part4、時間編)

2018-11-26 08:17:32 | プロジェクトエンジニアー

今日のテーマは、「点から点の生活(Part4,時間編)」です。
東京だけが、人口増加を続けています。
毎年100万人以上の人が東京に移住しています。
各地の中心都市も人口減少に歯止めがかかりません。
札幌、名古屋、大阪、神戸、広島そして福岡も人口が減少しています。
ほんの一部の地方都市が、かろうじて横ばいです。

東京に移住するのは、女性が多い。
それも若い女性が多い。
なぜそうなるか。
各地の中心都市の駅前を見ればわかる。
どこもおんなじです。
ミニ東京を目指し、全国展開するコンビニチェーンとおんなじ都市作り(定番化)をする。
つまり、地方都市には若い女性をひきつける魅力がない。
若い女性が求めるファッションがない、仕事場がない、生きていくうえでの機能が不足している。
地方の中核都市には、交通網もあるしそれなりの文化もある。それなのに皆東京を目指すのはなぜか。
地方都市には、大学が少ない、求める学科や選択の多様性が少ない。

今日は、「点から点の生活(Part4,時間編)」です。
東京に移住した女性だって、年齢を重ねるとUターンやIターンを考えます。
地方都市にその受け皿がない。
移住を迫ることを止めて、一時期だけ生活する場を創れば良い。
家族の歴史は、出会いから始まり、家族が増えていく。
子育ての時期だけ、地方に住む。
地方では、中学校までは近くに学校が存在します。
自然は豊かで、都会に住む子供が憧れる遊び場がたくさんあります。
地方に住めば、都会から週末地方へ出かけることもない。
子育ての時期だけ、子供を預け働ける場所があれば良い。
働ける場所がない。
田舎に地縁血縁が無くても生きていけるコミュニティーを作れば良い。
閉鎖的な田舎の仕組みに入りやすく、誰でも生活できる工夫をする。
住むのがニ三年でもよいではないか。
都会の自由度は、家族の理由にあわせて、どんどん住み替える利点がある。
余っている畑を無償で貸せばよい。
なかには、通勤時間が少なくなった分、農業をする人も増えてくることでしょう。
道具も機械も無料で貸せばよい。
眠っている家財道具も含めて、空き家を無償で貸せばよい。
新たに、箱物(市民アパート)を作る必要は無い。

子供が成長すれば、都会に出て行ってもよい。
都会に出た子供が帰って働ける場所を確保しなければならない。
そのために、地方の銀行(信金など)が起業の手助けをすればよい。
特に若い女性への投資を始めれば良い。
若い女性が、興味を持てる文化の継承を引き受ける。
地方には文化があり、継承者がいない。
若い女性が、文化を育み新しいファッションを作れば良い。
地方行政に若い女性を多用すれば良い。
地縁血縁に縛られている行政の突破口になるはずです。

若い女性が多く住む地方には、男たちが厚い視線を送る。
男達も、親世代に甘えるのをやめて自立すればよい。
親子三世代のために建てた家に、若い他人の家族が住んでもよいと覚悟を決めたらよい。
先祖代々の土地(畑、たんぼ、家)を興味がある若い世代に渡したらよい。
だって、自分の家族(子供、兄弟)は、農業に興味がなく他の職業を選ぶかもしれない。
どんどん、他人に明け渡した方がよい。


時間が来たので、いったん筆をおきます。

2017年10月19日投稿記事「点から点の生活」では、
都会だけかと思いきや、田舎でも「点から点の生活」でした。
まだここに住んで一年の私の方が、いろんな人に会っている。
生活するうえで、会う必要がないからです。
また会えない。どこでゆっくり時間が過ごせますか。
全ての施設が目的別に仕切られています。
(抜粋)
2017年10月31日投稿記事「点から点の生活(Part2)」では、
なぜ移住をしろとせまるのか。
子育て世代は、時間が欲しい。
時間短縮(通勤時間をセーブ)が必要な人に、
一時の間(幼稚園から中学まで)だけ、この広い土地を貸してあげたらよい。
移住なんていわない。
ライフスタイルに合わせて動けば良いのです。
そのためには、骨格だけはしっかりした家づくりをしなければならない。
(抜粋)
2018年5月17日投稿記事「点から点の生活(Part3,都会編)」では、
点から点の生活は、都市住民のコミュニケーションを破壊しました。
村では、生活のために道をつけました。
各自が所有する土地を村に差し出しまして道ができました。
古い街には、袋小路が多く存在します。
通り抜けができない道の価値は低い。
都市の生活は、基盤ごと点と点の生活です。
子供を育てるために幼稚園に入れ、学校へと進学します。
ママ友はできるが、子供の進学先にあわせて新たなグループが出来上がります。
子供が卒業したら、ママ友は赤の他人になります。
町内会で決めたことは、アパートに暮らす住民には適用されないことが多い。
定住しない人には、回覧板も回ってこない。
(中略)
田舎に居たって、外に出なければ何も始まらない。
畑で草取りをしていたら、苗を植えていたら通りがかりの人と会話が始まる。
ゴルフ(運動)をしたら、仲間と飲めばよい。
会社の人とだけ飲むのはやめた方がよい。
なんの利害関係もない人と付き合うことです。
付き合うことで、知恵がつく。
経験者もそうでない人も、気軽に相談にのってくれます。
都会に住んでいて、知り合いになっても玄関までの付き合いです。
家の中まで入ることは稀です。
家の中にはいることが出来るまで、付き合いを深めることです。
飲めない人(妻など、家族)も一緒に飲み食いをすることです。
会社で偉くなくても、地域ではなくてはならぬ人になることです。
また、そんな人と付き合うことです。


2018年11月26日
コメント
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