故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

助ける

2018-11-18 11:33:08 | プロジェクトエンジニアー

今日のテーマは、「助ける」です。
人の荷物を持ってあげる。
悩みを聞いてあげる。
性悪な女の罠にかかっても、かかったふりをしてあげる。

助けるようで、助けてはいない。
助けるとは何か。
手を出さない勇気です。
黙って、そばにいる。
転んでも、起き上がるのを見守ってあげる。

2015年3月1日投稿記事「手を出さない勇気」では、
若い女性のタレントの方が
「大人とは」の問いかけに、
「手を出さない勇気を持つ人になること」と答えられていました。
(中略)
若い人に、良いことを教えていただきました。
名も知らぬあなた、ありがとうございました。

2018年8月26日投稿記事「手を出さない勇気(Part2)」では、
マツダを技術畑の役員が再生した。
そうではない。
上の者(社長でしょうか)が、自由にものが言える場を創ってくれた。
「ここまで言って良いのか」と思わせてくれた。
後輩は、「ここまで言って良いんだ」と知った。
知恵がとめどなく出てくる。次から次に。

「手を出さない勇気」という斬新な言葉を若いタレントから聞いた。
それが、大人なんだとも。
Part1でのことです。
私は、その言葉に触発されて、わが身を振り返った。
マツダの技術畑の役員が、社長や並み居る先輩役員に噛みついた。
部下たちは、それをみて、ここまで言ってよいんだと知った。
Part2のことです。

「助ける」を考えるとき、相手のことをとことん気遣うことではないかと思ったりする。
「助ける」には、どこか高所からやってやるというニュアンスが透けて見える。
少なくとも、させていただきますではない。
この文章の冒頭文の文末の言葉「あげる」が著している。
悩みを聞かせていただきますと、告白を受ける神父のごとく誰が思うのか。

自由に話せる場を作る。
場を与えられたなら、自由に話さなければならない。
どちらも、素晴らしい。

直接的に助けるのではなく、どうしてそうなったのかを考えて、障害を取り除く。
風通しの悪さが原因で常に一歩出遅れてしまう会社があれば、
社長自らが、檻のような社長室を出て席を一般社員の隣に移すようなひらめきです。

「助ける」とは、一歩とどまることを言う。
どうして、なぜと自らに問いかける。
悩みを抱えたその人が、自ら答えを見つけるまで、そばで聞くのです。
今度は、こうしてみると言わないまでも、心では思っているかもしれない。

こうしたらとアドバイスをしたら、即戦的には速攻で解決するかもしれない。
しかし、きっともう一度同じ質問を受けることになるでしょう。

もっと大人にならなければならぬのは、私自身です。
自らを助けるキーワード探しの日々です。

2018年11月18日
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