
娘の絵を描いた。
納得がいかず20枚描いた。
結局、彼女の良さを紡げなかった。
よさげな5枚を手渡した。
ごめんね。
すると、皆で書いた寄せ書き(お礼)に、
小学4年生の娘が「伝わりました」(絵のタイトル)と書いていた。
自分の想いを、どれだけ文字に復元できることでしょう。
こんなことを書いたら嫌われる。
それじゃ伝わらないと、ラブレターを前にして苦悩しました。
結局伝えられず、その恋は闇に葬られました。
今日のタイトルは、「書くことは素敵」です。
アフリカの奥地を訪ねると、歌が聞こえます。
ご飯を作ろうか。
洗濯しようか。
畑仕事に出かけようか。
たくさんの女たちの歌声が一つに聞こえます。
出かけた亭主が獲物を担いで帰る夢を歌います。
時には、歌だけでエクスタシーを迎えることだってある。
独奏の連鎖が続く。
誰かが歌い、誰かが引き継ぐ。
それぞれの想いは膨らみ、ハーモニーとなる。
歌わぬものは一人としていない。
下手でも上手でも。
合唱は、下手がいても素敵に聞こえる。
雑音のような調子ぱっずれが、艶を生む。
忘れてはならぬ、今しか書けないと綴ります。
誰かに知らせたいことでもない。
想いを正確に文字にしたいと綴る。
阿久悠さんのように、5感に訴えたい。
アバのように、聞く人が感動する力も一緒に伝えたい。
書き手と読み手の人生は異なる。
書き手の恨みは、聞き手の懺悔に昇華する。
歌のように伝わる文(ふみ)を書きたい。
血を騒がせる詩が書きたい。
想いを文字にする。
太古の昔より、私たちはそうしてきた。
書くことは、仕事と同じ。
良い仕事は、万人が見ても感動する。
浮かんでくる想いを探すうちに語彙が増えていく。
簡単明瞭に伝えたいから。
「書く」ことに上手も下手もない。
幼稚園生が描いた、クワガタの絵に感動した。
似顔絵を描こうと、きっかけになった。
線探し、色探しのアドバイスが助けてくれた。
書くことは、自分の人生を耕すだけでなく、人のやる気を倍増させるかもしれない。
「愛してる」と書けなかった若い時が懐かしい。
2025年6月23日
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