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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

書くことは素敵

2025-06-23 04:06:45 | よもやま話

娘の絵を描いた。
納得がいかず20枚描いた。
結局、彼女の良さを紡げなかった。
よさげな5枚を手渡した。
ごめんね。
すると、皆で書いた寄せ書き(お礼)に、
小学4年生の娘が「伝わりました」(絵のタイトル)と書いていた。


自分の想いを、どれだけ文字に復元できることでしょう。
こんなことを書いたら嫌われる。
それじゃ伝わらないと、ラブレターを前にして苦悩しました。
結局伝えられず、その恋は闇に葬られました。
今日のタイトルは、「書くことは素敵」です。

アフリカの奥地を訪ねると、歌が聞こえます。
ご飯を作ろうか。
洗濯しようか。
畑仕事に出かけようか。
たくさんの女たちの歌声が一つに聞こえます。
出かけた亭主が獲物を担いで帰る夢を歌います。
時には、歌だけでエクスタシーを迎えることだってある。

独奏の連鎖が続く。
誰かが歌い、誰かが引き継ぐ。
それぞれの想いは膨らみ、ハーモニーとなる。
歌わぬものは一人としていない。
下手でも上手でも。
合唱は、下手がいても素敵に聞こえる。
雑音のような調子ぱっずれが、艶を生む。

忘れてはならぬ、今しか書けないと綴ります。
誰かに知らせたいことでもない。
想いを正確に文字にしたいと綴る。
阿久悠さんのように、5感に訴えたい。
アバのように、聞く人が感動する力も一緒に伝えたい。

書き手と読み手の人生は異なる。
書き手の恨みは、聞き手の懺悔に昇華する。
歌のように伝わる文(ふみ)を書きたい。
血を騒がせる詩が書きたい。
想いを文字にする。
太古の昔より、私たちはそうしてきた。

書くことは、仕事と同じ。
良い仕事は、万人が見ても感動する。
浮かんでくる想いを探すうちに語彙が増えていく。
簡単明瞭に伝えたいから。

「書く」ことに上手も下手もない。
幼稚園生が描いた、クワガタの絵に感動した。
似顔絵を描こうと、きっかけになった。
線探し、色探しのアドバイスが助けてくれた。
書くことは、自分の人生を耕すだけでなく、人のやる気を倍増させるかもしれない。
「愛してる」と書けなかった若い時が懐かしい。

2025年6月23日
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