故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

蜜柑の山

2015-03-23 23:56:49 | 思い出話

塗切らせてなるものかと起きだしました。
ここ3ケ月綴り続けたブログのことです。

伊予かんの美味しい季節です。
沖縄のたんかんは1月が旬です。
初めて食べた時は、あまりの美味しさにびっくりしました。
見た目は、青くてパッとしません。

故郷の島の段々畑は、山すそまで蜜柑の木が植えられていました。
収穫された晩生蜜柑は、コンテナごと1.5mも積まれていました。
私の勉強部屋は、夏は8畳x3室でした。
その3室も、冬は蜜柑の保管場所になり、
私のスペースはわずか1.5畳になりました。
電気こたつと蜜柑の熟れるときに出る熱で暖を取っていました。

喉が渇けば、蜜柑で水分補給しました。
それこそ売るほどあったのです。

午前3時出勤、横浜の我が家への帰宅、夜は友人と遅くまで飲んだり、
今日はパー3x9ホールを4ラウンドしたことなどで、
すっかりリズムが狂いました。
疲れてしまい、夕方には寝てしまいました。
妻に起こされてやっと起きだしたのが今の時間です。

故郷の蜜柑山は、年寄りが食べる量だけのわずかな本数だけを残し、
島を覆っていた蜜柑の木は山すそから順に枯れてしまい、
段々畑は開墾前の山に返りつつあります。
私の勉強部屋も空室です。

観光立国スイスでは、農地を緑に保っていると政府から補助金が出ます。
手っ取り早く牧草を植えるのです。従って丘の上まで緑になるのです。
同じく子供にも政府から補助金が出て、子供が8人もいると
勤務している会社から頂く給料くらいになります。

日本での農業従事者の平均年齢は、とうに60歳を越えています。
経済活性で、農業は変革されようとしています。
補助金の保護政策は徐々になくなりつつあります。
地方創生の政策は、どのように展開されるのでしょう。
間伐材の処理に困っていた林業は、石炭に替わる木材チップ供給産業として
注目されています。木材はすぐにでも不足することになるでしょう。
余った農地にバイオエネルギーになる草が植えられるのでしょうか。
そして枯れた蜜柑畑は、その草に覆われて緑に変わるのでしょうか。
思わぬ展開が起きそうです。

我がブログもなんとか締切時間に合いました。

2015年3月23日
コメント
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