どこまで書けるかやってみます。
昨夜、自分の家に帰る途中ラジオを聞いていました。
若い女性のタレントの方が
「大人とは」の問いかけに、
「手を出さない勇気を持つ人になること」と答えられていました。
素晴らしい答えでした。
黙って視ていることができない大人がいます。
私もその一人かもしれません。
人間関係の中で、最初から自分の立場が確保されて
いると思う人が、なりがちです。
親にしても、姑にしても、先輩にしても先生にしても然りです。
いろいろ悩んで、形や色が出ない絵と格闘している時に、
図工の先生が、パッパと描きいれ見事な出来栄えになるとしましょう。
その絵は、大きな大会で金賞を取りました。
あなたは、心から喜べますか。
むしろ、恥ずかしい。その場から逃れたい。
仮に、図工の先生が「うまく描けない」と相談を受けて
言葉でアドバイスを与えたとしましょう。
このくらいであれば、妥協しますか。
年齢にもよりますが、嬉しさ半分、自分へのふがいなさ半分
ではないでしょうか。
では、どうしたら良いのでしょう。
残念ですが、見守るしかありません。
危険な時は、即座に注意する勇気を持ち合わせながら。
手を出さない勇気を持つ。
プロジェクトをやっていても同じです。
ビジネスですから、悠長なことは言っておられません。
私は、こうしよう、ああしよう。と早い時期にアドバイスします。
でも、任せたら黙っています。
成果を見て、気に入らなければ、ダメ出しをします。
理由を言います。意見も聞きます。
直接的な言葉は使いません。たとえ話が多いのです。
大きな枠を作るのが私の役目です。
一生懸命やれる環境を作るのが仕事です。
若い人に、良いことを教えていただきました。
名も知らぬあなた、ありがとうございました。
2015年3月1日