私の田舎では、節句と言えば4月3日のことでした。
その日は、母がお弁当を作ってくれました。
友達と野山に出かけました。
田植え前の田んぼで、蓮華や土筆を取ったりしました。
余裕のある農家では、家族で出かけていました。
蓆を敷いて、車座になって食べる弁当は美味しかった。
寒天で作った色とりどりの羊かん、
桜でんぶの掛かった散らし寿司に、芋の天ぷら。
春先は、農作物の端境期で、野菜は少ないはずですが
ここぞと豪華な煮物が入っていました。
小さい子は相撲をとったり、鬼ごっこをしたりしました。
暖かい朝には、霧がかかり田んぼの草はしっとりしていました。
滑って転んでも笑いが絶えませんでした。
今朝の気温は17.7℃、湿度61%です。
部屋の窓は、曇っています。
明るくなってきたので、ベランダに出て野菜を見ました。
ヒヨドリにつつかれたノラボーも新芽を出していかにも元気です。
半分枯れた葉になっていた苺も、いつしか青葉を出していました。
春菊も肉厚な葉っぱになっていました。
豆の太めの茎から伸びた、葉の根元の朱色が消えていました。
いよいよ春です。寒い冬を越してこれからという感じです。
仕事は、順調とは言えず、踏ん張りどころです。
いつものことです。
プロジェクトの取りかかりは、常に厄介です。
社内、社外にどういう風にこのプロジェクトを進めるか、説明に明け暮れます。
気を取り直して、知恵を出して、あちこち回る時期です。
ここで止まる訳にはいかないのです。
落ち着いたら、羽村堰まで歩きましょう。
昨年は、往路でダウンしました。
腰が痛み始めていたのでした。
今年は、復路も歩きます。
静かに、今日が始まりました。
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なんと、近くの民家の庭で鶯が鳴いていました。
ホ~ホケキョ。
薮に囲われた庭先に、紅梅が今を盛りと咲いています。
今朝は儲けたような気持ちです。